オフィスのセキュリティ対策事情背景

セキュリティに関して、ちょっと話を聞いてなるほどと感じたので簡単にまとめてみます。
会社の鍵・施錠に関しては厳重な管理を行う必要があるのは当たり前なのですが、自社がプライバシーマークを取得しているため個人情報管理の面だったり、鍵・施錠に関してその啓蒙や説明なんかも必要なのだなというのがまずあったのですが、鍵そもそもの話を紹介します。

昔から鍵・施錠に関しては店長の専権事項であって、店長は鍵・施錠、および金 庫の管理は人に任せるべきでないという責任を負っているそうです。店舗が万が一泥棒に入られた場合、火事で損傷を負った場合にその責任を誰 が背負うのかというと、「店長」だったわけです。丁稚に鍵を任せても最終確認 は店長が追うべきであり、丁稚が鍵を忘れて泥棒に入られても丁稚に任せた店長が悪いという発想です。鍵・施錠に金庫管理はそれだけ厳重にせねばならないという価値感が昔からあったようです。

今でも鍵をかけ忘れたために泥棒が入ったとしても、戸締り責任として被害を社員が代わりの責任を追うことはないですが、最終責任は誰だというのはついて回ります。
あとはプライバシーマークの関係です。
プライバシーマークの関係で施錠責任を誰が負うのか、および管理責任を問わ れます。管理に関してはスタッフへの指導内容だけでなく、指導回数、万が一の場合での対応方法なども含めてです。事故発生時には報告責任もあります。そういった状況で最終者の記載を行っているわけです。こんな当たり前のことなのですが、こういった事情の中でも、施錠忘れやエアコン消し忘れのケースがあります。特に土日や連休前にエアコン消し忘れの場合には数万円が損失になります。最後の施錠責任や管理責任として、就業時間後に会社で業務してることもありますが、確認の意味および被害にあった場合での責任免除、また会社を守る意味もあります。

あとは、会社の雰囲気とか場所への敬礼もあります。マラソン選手が走った後に振り返って礼をする、サッカー選手がグランドに礼をする、野球選手がフィールドに礼をする。メジャーで優勝した松山茂樹プロが18番ホールを終えた後、キャディであるOOがピンに向かって礼をしたのが全米のニュースになりましたが、会社は仕事する場所であり、金を稼ぐ場所であり、戦う場所です。
真剣に戦いを 行うサッカー選手が自分のグランドで花火を行ったり、バーベキューをしたりすることは絶対にありえません。そしてホームグランドの管理ミスで被害にあった場合には管理者に責任を問いますし、管理体制に疑問を投げかけるのは当たり前です。真剣に仕事をする、生活の糧でもある仕事への気迫が異なるのです。その場所で戦いを行う以上、施錠責任や管理責任はしつこいくらいに責任を問いますのでこの点は全てのスタッフに了承を得たいと思います。

某一部上場企業の社長が昔ですが、「社内で恋のフォーチュンクッキーを歌うのは、ちょっとできない」とコメントしていましたが、会社は戦いの場でもあるので戦争の場所で楽しくフォーチュンクッキーは了承できないのです、これは同じ感覚です。オフィスのセキュリティ対策事情背景なんですが、これだけリモートなると価値が下がるのもわかるのですが、なくしてない以上はオフィスのセキュリティも必ず考えないといけない問題です。

幸いにもまだ事故はありませんが、オフィスのセキュリティを気をつけて業務に取り組まないと、というのをつどつど言っていきたいと思います。

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