20歳までに共産主義にはまらない者は情熱が足りない

20歳までに共産主義にはまらない者は情熱が足りない、40歳まで共産主義に傾倒するものは知能が足りない。
正確にはこうだそうです、チャーチルが言ったとか言ってないとかありますが、実に納得することしかりなので。

20歳はまさに学生だったので、団藤先生の「死刑廃止論」を読んで死刑廃止に傾倒してましたから、この共産主義にはまる情熱も持ち合わせており実にわかります。国家が人の生死を推し量り裁くべきではないのではないか、人の命は国家より重い、などなどしっかりと学んで歩んできた自負があるのでこの言葉にはすごくしっくり来ています。当たり前のように法律論を学び、芦部憲法でしっかりと憲法前文や条文が持つ崇高さを学んだことから共産主義とまでいかなくても今でいう青臭い書生部分がたくさんあったのは事実なので。

ついでに、40歳になるといい意味での、「人は生まれながらにして不平等」というものを受け入れることで生きてきていますので、共産主義になろうにもなかなかなれません。自分自身だけではなく社員を見ててもそうですし、若くして大病をわずらってしまった仲間、早くに自ら命を落とした経営者仲間、そして経営者先輩、自分よりも能力も才能も人望もあった優秀な方が世を去り青山霊園で多くの方が参列に並び故人を偲ぶ光景を思い出すと不平等にしか感じないのです。

人間万事塞翁が馬、無事これ名馬、で生きてきている自信があるので、持ち場でコツコツ、わらしべ長者のようにチャンスがあれば少しずつそのチャンスをものにしようと生きているので最初から地位も名声もある人がうらやましく思うこともありますが、今の人生はこれもまた人生。

特急くろしおが去年のGWシーズンと比べて乗車率が「5%」と聞いて悲しくなるのですが、逆に、コロナが落ち着きテレワークも市民権を得て普通になると京阪神から白浜方面なんてまさに手軽に行ける場所なので、普段は日帰りであったとしてもコロナ後だと海外旅行も厳しいので1泊や2泊する機会も増えるでしょうし、テレワーク状態なら子供はアドベンチャーワールドで遊び、お父さんは昼間はテレワークで仕事、という形も可能になります。
田辺や白浜はまさにそんなポジションなので、今後は観光や賑わいは絶対増えると確信しています。星野リゾートの星野さんが海外無理なので国内旅行の増加が予想できると言ってましたが、これもまた人間万事塞翁が馬、無事これ名馬。

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