ホームの端から端までの最短距離は159メートル 滝井駅から土居駅を見る

 

今日もすぐそこ、土居駅が見えます。
京阪電車の京橋駅から各駅萱島駅行きに乗ると見れる風景です、本当に近い駅どおしでこの距離感は風情があって鉄道ならではの味わいがあります。
こんな近くに駅がいらないだろうと平成令和ボーイズは思うのでしょうが、駅には歴史があるので高度経済成長期にはこんだけ近くてもお互いの駅は2万人以上の1日の利用者がいたそうです。

ぱっと見て近すぎとか、意味ないとか思うのもごもっともですが、この駅の間を479号線内環状線が通ってるので住民の方々には駅があったほうが便利ですし、この守口市から京橋間の各駅はいつも空いているので別に駅があるからダメとか思う人もまずいません。ぱっと見で近いこの駅通し、まさに風情です。駅の近さの風情と同様に、ぱっと見て全然わからない仕事や凄さというのは今の仕事をしているとよく感じることがあります、特にこの仕事柄というか、ディレクターというのは凄みがわからないんです。すごい優秀なディレクターは一緒に仕事をすると要所で気付く凄さがわかったりもしますが、そういう人に限って「チームのみんなが頑張ってくれたからね」と自分を卑下してしまう傾向が強いので、さらにわからないことになります。

肩書や金や役職以外にも、ぱっと見でわからないようなクリエイティブや思考能力や段取り力に忍耐力など必要な資質はたくさんあるのですが、鉄道の風情と一緒で、なかなか伝わらないし仕事終わった後の経験や決断の際の思考など、自身の強みや人格や仕事への姿勢などで理解が得られた場合には長期的な関係になる傾向があります。こういうのは採用サイト、求人広告、1回2回の面談で全然伝わりません、ましてや何年も一緒にいる社員でさえ伝わりません。

それほど難しいからこそ、長い目で人生も仕事も見ないといけないような、そんな風に思っています。

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