検索エンジン対策と患者と医者の関係

検索エンジン対策と患者と医者の関係、に関して、例え話で紹介してみます。まず、SEO対策(検索エンジン対策)の施策を行うにあたり、患者と医者の関係を想定ください。
クレアネットが医者、患者が顧客です。

医者は患者を看て、まず手術を行います。複雑で難しいような大掛かりな手術もあれば、短い時間で済む手術もあり、成功も失敗もその時点ではまだわかりませんが、手術が完了いたします。
手術終了時点で「手術は成功しました」という医者はいません、手術が終了しても血管が正常どおりに動くのか、神経はどうか、後遺症の関連はどうか、など終了時点ではわかりえないからです。
手術後の経過をみながら、別途包帯であったり、ギブスであったり、点滴であったり食事であったりと、手術後の様子をみていきます。この時点で良好ならもうほぼ問題ないのかなと、月に一度の経過観察程度になったりもあります。もちろん、まだまだ回復が先だと抗生物質や、食事以外の方法であったり、最悪のケースは再手術を行う可能性もあります。このような患者をみながら、良好になる経過を見守るのが医者の役目です。

この一般的なことがらを、当社の仕事、SEO対策(検索エンジン対策)の施策の場合にあてはめます。当社が医者、患者が顧客です。
まずは対象となっているサイトを看て、検索であげたいワード「例:不用品回収」でどの程度まで上がるのか対処方法を検討します。サイトを変更するのでいわば手術行為を行い、サイトの中のソースコードやプログラムに変更書き換えを行い、うまくSEO対策が行われるように施術を行います。この期間が通常数日から1週間程度かかります、もちろんその間に顧客側でのサイト変更等は控えていただいたうえで作業=手術を行います。

いったん終了した時点からは経過観察です。手術後効果がすぐに現れるケースもありますし、時間がかかるケースもあるので、この期間に一気に効果が出やすいようにリンク設定を行います、いわば抗生物質です。いきなりやりすぎると身体と一緒で違和感が生じることもあるように、リンク設定もグーグルからエラー判定を受けることもあり、そうなるとペナルティで上位表示しなくなります。そのため、慎重かつ効果が出るように設定を進めます。リンクをむやみに貼るのがいいのではなく、あくまでキャッシュされていない箇所などにクローラーが回ることを推奨させるために設定していきます。

この時点で良好ならもうほぼ問題ないのかなと、月に一度の順位チェック程度になったりもあります。身体のことと一緒で安定した順位に落ち着いてきます。
ただ、設定したリンク設定を外すと順位の下落に繋がるため、『設定したリンクをそのままリンクした状態を継続』する必要があります。こういったサイトの数が多いことで、『継続した上位表示』を実現できる、という結果になります。通常作業量でいえば、下記のようなイメージです。上位表示が安定すればするほど作業を多くしなくても、顧客の望む結果が出る、というところです。なので過去の作業などで上位表示を達成できれば直近で多くの作業は必要とせず、多くなくても上位表示を実現できることになります。

逆に最初のサイト調整=手術部分 はノウハウや経験値が必要であって、かつ、何度も何度も手術することは信頼を損ねることになるので、かなり慎重になります。また、他社で制作したサイトなので何のプログラムを入れているのか仕様書もないのが普通なので、分析しつつ最適なプログラムに変更する作業が要求されます。かなりハードです。

作業負担でいえば、
・初回に設定を行い、手術であるサイト調整プログラム変更作業負担が大きく
・初回からかけて上位表示までさせる部分も多く負担です

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド によれば他にも、
・Google 検索結果での表示を管理する
・サイトの階層を整理する
・コンテンツを最適化する
・画像を最適化する
・サイトをモバイル フレンドリーにする などの項目があり、これらも必要不可欠になってきます。
そうなると、1つのワードでSEOを行う重要性もありますが、もっとサイトの目的を考慮したうえでコンテンツの見直しやサイト構造自体の見直しを行うほうがメリットがあるようなケースもあります。
コンサルティング内容にもよるのですが、このあたりはサイトの課題抽出や改善提案なども当然必要になってくるわけです。
どちらにしろ、最初の設定と継続的な設定、この2つが作用しないと期待通りの結果にはならない、と言えます、だから難しいですし、経験値も必要になってくるのでサイトを見る、ではなく看る、わけです。

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