組織のレジリエンスを甘く見てはいけない

1つのことを大したことないのに大げさにそれっぽく話す能力は一種の才能だと思うのですが、その能力があると実際のところ何もできなくても、なんかやれそうな雰囲気だけで結構長くもってしまったり、ということがあります。

大事のことはそういうことにひっかからないのが大事なのですけど、引っかかってしまうと無駄な時間と期待感だけが浪費することがあったりします、自分の反省も含めてなのですけど。でもってそういう方との関わりと一旦お引き取りすると少なからず現場での動揺が生まれることがあります。

経験則場ですが一時的にパフォーマンスも下がることもあります。
ただその状態を打破している組織も往々にありますし、その一種才能のような能力に依存していた状態から解放されると水を得た魚のように自由に活動できるようになる場合も多かったりします。

野球とかサッカーとかプロでもそうですけど、強かったチームを率いていた3年生が抜けて、頼りない2年生チームと思っていたらしっかりと3年生よりもいい結果を導くようなケース、まさにこれですし、実際に自分自身のときも高校の時はそんなものでした。正直、上の先輩のほうがずっとうまいしすごかったなという印象だったのですが、まさにレジリエンスというやつです。

レジリエンス=回復力、弾力性、復元力みたいな意味ですが、最下位だった前年から復活して日本一になったヤクルト、なんかまさにこれ。チームの誰かが何かなっても他にヒーローが出てくる、逆境を跳ね返して埋めてしまう力、そんなやつです。なので弱いチームとあなどっていても、このレジリエンスが強ければ最後には勝ちます。

組織のレジリエンスを甘く見てはいけない、というのはまさにこれです。
傭兵を寄せ集めの烏合の衆ではこれが生まれない。

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