漫画「義男の空」12巻全巻読破。涙が止まらん・・

漫画「義男の空」12巻全巻読破。
早速会社書庫に置いてみた。

受賞歴

・第15回文化庁メディア芸術祭〔マンガ部門〕審査委員会推薦作品
・北海道書店商業組合 推薦
・北海道学校図書館協会 推薦
・フジテレビ系列「奇跡体験! アンビリバボー」にて紹介
・(株)毎日経済新聞社より韓国版「義男の空」発刊

以上アマゾンから引用。

あらすじ

それは誰が助けてくれますか?
「水頭症です」
ある日突然、生まれたばかりの子供に宣告された病。平凡で幸せだった家族の生活は一転、病との闘いに巻き込まれていく。一刻を争う状況の中、絶望と不安に翻弄される家族がたどりついたひとりの医師とは…

高橋義男。北海道・苫小牧に実在するひとりの小児脳神経外科医。多くの子供とその家族達の、命と心を救いつづける彼は、治療が終わった後も多くの患者に慕われる、魅力ある存在である。
そんな彼はいったいどのような道を辿り成長し、やがて人々に愛される医師となっていったのだろうか ひとりの人間としての彼の、過去から現在にいたるまでの ルーツを追う、懐かしい昭和を舞台とした少年時代~青年時代のエピソードと同時に、患者と患者の家族たちが、どのようにして病と向き合い、何を選択し、そして社会の中で生きてゆくのか…そのリアルな「生」の姿を描いていく。

ひとりの「医師」の人生の歴史と、その「仲間(かぞく)」たちの物語がクロスオーバー(交差)する、感動のドキュメンタリー・コミック!
北海道で原稿制作から印刷・販売まですべてを手掛け、実在の医師、実話をもとに緻密な取材を重ねて再構成した丁寧なストーリーや、細部までこだわった美しい情景・繊細な心理描写などは、漫画ファンならずとも必見。巻末付録には、この漫画のモデルとなった高橋医師との対談も収録!十分な読み応えのある一冊です。

実在する一人の「医師」とその「仲間(かぞく)」の物語。駄目だと言われてその気になるな…別の道は見つけられる…自分でそうすることができるんだ!「君たちは、多くの能力を秘めている! 」Dr.高橋 義男

以上アマゾンから引用。

著者からのコメント

漫画「義男の空」発刊にあたって「高橋義男」という、実在する一人の医師がいます。彼は現在、北海道にて脳神経外科医として活躍し、今も多くの子供達を
救いつづけています。医師としてのその功績や歴史、そしてたくさんの患者に慕われる人間としての魅力に惹かれ、彼の漫画を描こうと思い立ちました。
エアーダイブは、漫画という媒体を通じて感動を贈りたいという志を抱き、日々技術の研鑚に励んでいます。今回、高橋先生の漫画を描くことで、
例えば、読み終えた子供達が「こんな人間になりたい」と思うような、例えば、医師を目指す方が「こんな医師になりたい」と思うような、心に残る何かを伝えられたらなら、創り手としてこんなに嬉しいことはありません。創り手の創造する喜びが、読み手の満足につながり、そこからさらに社会へプラスの波紋を広げていくー大きな喜びの循環を、みなで作り出してゆきたい。そのような願いを込めて、「義男の空」の発刊を決定致しました。この物語を一人でも多くの人に伝えたい。

以上アマゾンから引用。

感想

家族を思う気持ちはみんな同じ、心打たれますし、実際に出演しているのは実話の話だそうで作者がお会いしたりして取材を重ねて漫画にしていることを知ると、モデルになった方やご家族、それと先生や作者の方に感謝しかありません。また義男先生がいつも強い言葉で子供たちを励ましていますが、それを感じて親御さんも強くたくましく生きておられ、人の命を預かるのが医者の仕事ですが患者とその家族も励まし勇気づけるのが医者なんだと改めて医者の仕事に感動しました。

冒頭に通常の脳神経外科でも小児専門は数少ないと書いていましたが、大人と異なり子供は先天性であったり後天性であったりとまた小さいためシャントが通しずらいとか体力の問題などもありますし、症例が多くないので治療は難しい分野だと聞いたことがあるので、そんな分野で活躍する義男先生がすごいと思います。今元気に過ごしている、元気に遊んでいる、そのことだけで本当に幸せと感じることができると思いますし、仕事を通じてこれだけの子供や家族を救うことは同じ職業人として感服します。

また、義男先生を伝えたいと漫画を出版されたエアーダイブ田中さんの行動力、そして漫画もストーリーがよくて面白くて、田中さんの行動力がないと義男先生を知ることもなかったのですから、田中さんも素晴らしいと思います。子供の病気や健康の問題は親にとって最も心配ですし不安しかありません、これは親になると本当にわかります。だからこそ力になって頼りになる義男先生のようなお医者さんを知ったり、少し歩きずらいとかハンデがあってもそれが普通だと思っていけるように少しでもなっていけば。

ちなみに水頭症を抱えながらも箱根駅伝で走り抜けたランナーがいます。
「水頭症」で箱根駅伝を走り抜けた選手
様々な病気やケガや先天性のことで苦しむ方もいます、そしてこのように水頭症でもマラソンで箱根の本大会に参加したランナーもいるんです、この日体大の石谷選手のように水頭症でもやれるんだぞ、頑張ればできるんだぞ、強い気持ちで頑張れば病にも負けないんだぞ、周りの人にエールを送ることができるような、自分をみて誰かの励ましや元気を与えることができる人になりたい、そんなふうに思います。

ぜひ読んでみてください。

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