孫子の兵法~彼を知り己を知れば100戦危うべからず

最近では孫子の兵法までも漫画化されるようになっていて、その内容も充実しておりすごいなと心から思います。

「彼を知り己を知れば100戦危うべからず」なんかはどこででも聞く話ですし、自分の力を過信せず、常に謙虚に戦略を考慮しながら敵の力を考えることができれば戦いには負けない、ということわざなんかは今の事業の中ですごくしっくりきます。組織やスタッフの成長を願うし切望すれば、元来人間の本来もつ性質である、堕落するもの、自分が最もかわいく高い評価をするもの、自己保身になるもの、そして人の役に立てた実感があればうれしいもの、長期的展望を持てないと短期的視点になること、短期的になればなるほど嘘をつきその現場だけよければいいという刹那的に生きること、などの本質がしっかり見えてきます。

会社が利益出せないと社員が飢えます、食べていけなくなります。
利益出せないのなら、自由な行動でなく、一定の規制や統率を取る必要が生まれます、会社は仲良しクラブでなく仕事をする場所、であり利益を追求する場所になるので。

孫氏の兵法は戦いに関しての法則なので、背水の陣「水を背に、山を前に戦え」の話が漫画に出てきますが、自分が仕事しなくても会社が守ってくれる、給料が保障されると考える社員だらけだと多かれ少なかれ滅んでしまうと思いますし、そのためにはしっかりとルールを決め、具体的な行動が結果につながる様な仕組みが必要なわけです。ルール決めが大事で、背水の陣といっているのに背水に敷かない武将だとこれも秩序が保たれません。孫氏の兵法は紀元前500年ころといわれますが、2500年前にこんな具体的な戦法の書物があり、そして今でも読み続けられるのはすごいことだと思います。

自社の社員には大きな賞賛を送りますが、大きな市場に出れば井の中の蛙、大海を知らず、です。
漫画ではあるのですが、サッカーをテーマにしていてわかりやすい読みやすい本でした。

関連しているブログ記事一覧