知識と経験と実践知

実践知と言う本がありますが、これがなかなかの面白さであって経験を通じて得たことはなかなか知識に定着すると言うもの。
教育などに関して言うと、「学校に行って小学校や中学校の教育など受けているけど、実際には小学校や中学校で教師をするのはこれはなかなか難しい。受け手の立場の知識や経験は多いものの反対の場合には難しい部類」これはなるほどです。

後は看護職などの方も経験が豊富だと多くの引き出しがあるので、とっさの対応も容易になったりします。確かに先生でも看護職の方でもベテランの方のほうが安心できるのはすごくわかります。経験はただ経験するだけでなく、その経験から実際に得たものを言語化し共有し価値観を自分で得た後にようやくできるようになる、こんな感じ。

いくらオーバーヘッドキックをみても全然出来ない、水泳もおぼれないと泳げない、プレゼンなんかもこの類。実践知。
これが進んでくると、ヤクルトのときに野村監督がベンチでぼやいていたのを全て古田捕手に聞かせながら教育したと言う話もこれに近いもの。判断基準を実践しながら知識にした、こんなものです。だからサッカーなんかもみていながら話すると楽しいですね、「あそこに出すのは微妙やな」などの会話を聞くことで判断基準が決まるんです。

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