地元民もあまり知らない和歌山千畳敷の由来

白浜の千畳敷、観光名所でも有名です。

千畳敷、漢字で書けば、千畳を敷いてるくらいの広さなので、500坪になり、そんな広くないのですけど、実際には「4ヘクタールで、畳を千枚敷けるほどの広さであることが名前の由来」といわれています。
4ヘクタール=40000平方メートルになるので、12100坪、畳だと24200敷けるので、1000枚どころではないんです、もっともっと広いから万畳敷ほうがよりしっくりくるんですけど、ここが和歌山の所以。

・本当は広いけどことさら広く言わなくてもいいでしょ
・広いといっても全部使わないでしょ
・実際には千畳くらいしか観光でこないでしょう

えらそうに見栄をはらなくていいし、実数よりも少なく小さく見せたらいいじゃないか、という奥ゆかしさある和歌山県気質に添ったもの、だそうです。(諸説あり)
地元民もちろん知らないし、そんな話を聞いて気質的にはわかります。中国四千年の歴史、とか、餃子1日100万個、とか、言いやすいし響きもいいのでそんな名前やネーミングも多々ありますけど、実際により狭く名付けるくらいでしっくりきます。

会社でも仕事でも営業要素は必要なので、誇張表現は当然なのですけれども、地名なんかには結構気質的なものが出ます。ビジネスだとよく見せよう、すごく見せよう、となるのですが、本質で勝負できる力があればそれで選ばれる要素になったりします、もっと広いのに千畳敷といってしまうネーミングのように。

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