値決めは経営

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写真はお初天神どおりのすぐそば、新御堂筋の沿道入ったところのパーキングです。
ここ、とある経営者さんが言ってたのですが「お初に近い順に、2000円、1900円、1800円って100円ずつ違うねん」というパーキングなんです。近いところが当然最も高い、のですが、これがご商売です、値決めは経営です。

2000円か~、て、隣1900円、安いから隣でいいか、と思ったらその隣1800円か、じゃそっちに行こうか、と行動原理が伺えます。
小難しい本読んで学んで、難解な言葉を使うよりもこのご商売の感覚って本当に大事な部分で、色んな理論武装も大事で学びを深めるのも大事なんですが、一方通行の駐車場で奥の駐車場が入ってもらえるコツ、なんかはこんなところに正解があります。

といっても、100円くらいどうでもいいわ、という感覚でだいたい2000円のところに止めてるクルマが多くて、満車に2000円のところがなってることが多い気がする、100円くらいのモチベーションは高くなさそう。(不定期な定点観測)これも経営。

「値決めは経営」
⇒ 京セラフィロソフィ 経営の12か条より
「経営の死命を制するのは値決めです。値決めにあたっては、利幅を少なくして大量に売るのか、それとも少量であっても利幅を多く取るのか、その価格決定は無段階でいくらでもあるといえます。
どれほどの利幅を取ったときに、どれだけの量が売れるのか、またどれだけの利益が出るのかということを予測するのは非常に難しいことですが、自分の製品の価値を正確に認識したうえで、量と利幅との積が極大値になる一点を求めることです。」

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