役員報酬の開示文化とガラス張りの経営

GMOインターネットさんでは取締役などの役員報酬を開示してまして、熊谷さんは上から4番目だそうです。副社長2億。
いろんな事業数字を開示することありますが、基本は数字なども見えるほうがおすすめです、お互いの給料は社員同士だと知らないようにしますが、経費の説明や人件費の割合について、粗利に1人あたりの生産性はやっぱり知ってもらうことで同じ感覚になることが可能です。こういう説明は当初面倒だと思いましたが、少なくとも組織で予算なり仕事なり採用なり教育なりチームなり自分だけでなくチームやスタッフにもリスクをもってもらう行動を進めていく以上、絶対に必要な工数です。

100万円のものを20万円で仕入れて売る、これは粗利益が80万円、
給料ベースでいえばスタッフの生産性で考えて、給料の2.5倍が必要、25万なら粗利75万が毎月必要な金額。でないと給料泥棒がいるか、給料以上に貢献するものがたくさんいるか、どっちかの話。

プロ野球選手が年俸1億円とかいうと球児に魅力なのと同じように、客観的にGMOさんのように役員報酬を出すメリットは優秀な人材の成長やワクワク感だと思いますが、現在のコロナ禍のように大変な時代になるとより少ない人数でより多くの作業を行う必要性が出てきますし、そうでないと選ばれないのですが、外部の恐怖よりも外部変化による強制的な内部変化についてこれないということに憂いるほうが多い気がします。
だからこそ「好況よし、不況またよし」松下幸之助さんが言うように、外部の恐怖を認識克服し、チームの未来やビジョンをもって強固にすべき、と思うわけです。

会社も役員報酬開示していいですけど、種々悩みあってまだしてません。
今後するかどうかは未定ですが、競争意識と良い意味の緊張感、出るかでないか、別にしてもいい気もするけど、というところです。

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