旅は人生の教科書

■ 陸前高田市の奇跡の一本松

陸前高田市は訪問当時、土をパイプであげて流すようの機械が永遠動いていまして、都心部はまるで山を削って切り開いた地域のようでした。
地元の新万団地の宅地がほんと出来た当初のような。そんな記憶が今もしっかり残っています。

旅は人生の教科書です。いろんな場所に行き、自分で観るもの、聞くもの、食べるものにに興味を持ってそのことを深く調べてみると、発見や気付きだらけになります。また、調べたことを自分で文章にまとめ、時には報告レポートにまとめて説明してみたるすると、アウトプットを通じてさらに理解します。 

そうして、脳だけでなく、心で覚えたことはすぐ忘れることなく、知識として長く記憶にずっと残ります。旅は人生の教科書と言われるゆえんです。さらにその記憶を元に、その記憶に関連する事項や詳細を調べたり読んだりするとまた自分に残ります。旅行の思い出はたくさんありますが、仙台に行った際に野蒜駅周辺を通りましたがあの野蒜駅前周辺の風景や感覚、そして、陸前大塚駅も忘れません。

目学問と耳学問とも言いますが、いろんなものを目で見ることは百聞は一見に如かずですし、いろんなことを聞くことも学問の1つ。大きな学びを持って旅に出かけると、この現時点での場所や立ち位置が見えますので、とにかく多くの場所や国や地域を知ることではないかと思います。

多様な人を知って、相対化していけば価値観や多様性などに触れるので、ようやく判断軸の基準が動きます。「震災で大変なことになり先祖代々からの場所を離れ今も暮らす方」に触れることで、「普通に生活して今も今後も続くもの」というのが普通でないことに気付けます。「生活の本質」や現時点での立ち位置が見えます。

スペインに行った際にはスリや強盗が多く危険な場所と思っていたのに、スペイン人のガイドさんは
「日本はスペインよりずっと怖い。地面がしょっちゅうグラグラする。怖くていけない」言ってたときはギャグか思ったけどそれが多様性。

とにかく大量の情報や経験を積んでいくことによって感度も上がりますし、相対化も可能になるはず、海外留学だったり、一人暮らしだったり、会社組織に入ることなども全部相対化には十分に役たつ理由です。そういった感覚をたくさん持てるように、多くの場を作っていきたいと思います。

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