仕事や態度や言動に魂が入らないと行動にならない

最近よく読んでいるこの世界の偉人シリーズまんが、今回は「ノーベル」です。
ダイナマイトとかニトログリセリンとか作った科学者でトンネルの工事や土木業界で非常に貢献した人物で『ノーベル賞』を作った人物なのですが、この開発したダイナマイトは戦争でも使われることになり、ノーベルは死の商人とも言われたりした歴史もあります。
これくらいは読んでなくても知っていたのですが、じゃなんでノーベルがそのダイナマイトの開発などを行ったのかと言うとお父さんも同じ業界で小さい頃から一緒に研究していて魅せられたというのもあります。
さらにこの開発して利用されていたものが事故になってしまい、その結果弟を含めた多くの人の命を奪ってしまったという事件がありました。自分の仕事で人の命を奪ってしまうほど辛いことはないのですが、それでも事業を辞めずに開発実験を続け完成させたそうです。

「世のため、人のため」
と仕事をする理由として説明するのは簡単ですが、そんなことだけで納得できないもっと深い理由や過去があるのが当たり前で、事故を絶対に起こさないダイナマイトを開発することが弟の供養になると考えたのかわかりませんが、結果として戦争に利用されたことは事実ですしその結果多くの富を得たのも事実。世のため、人のために高収益企業になり、社員と自分としっかり潤すことがないと清貧での世のため人のため、というのもあまり長続きしないのではというのも何となく思います。

ノーベルさんがそこまで打ち込む仕事の背景には、お父さんの仕事や弟への後悔など様々なものがあったと推察しますが、そうでないと自分の身も危険にさらしながらダイナマイトは作れない、どんな仕事でも結局自分が主体的に何かに打ち込まないと、よりよい仕事やそのための行動にはならないなと。
自分の仕事で兄弟を亡くしてしまう、こんな悲しみを持つ人を1人でも増やしてはならないのだ、だからこそ完全に安全なダイナマイトを作り上げる、これは魂が入った仕事になります、弟の死を乗り越えるノーベルさんを読んで仕事とはかくあるべき。

使命=命を使う ですので限られた命を使って使命感を持って仕事をしたいものです。

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