アンネの日記・アンネフランク

「ナチスによる弾圧に負けず、将来の夢と平和を信じた少女」

まんが人物伝シリーズ、最近よく読んでいますが子供でもわかる内容は大人でも分かる以上に、表現もシナリオも完璧に近い内容だと思っているので、もちろんわかりやすくアンネに起きた悲劇は大人の私でも泣けました。子供に起きる悲劇はなかなか読んでいてもしんどいのですが、読後あとがきなどを読んでこのアンネ自体はお父さんが残した内容だとのこと。アンネのことはお父さんのオットー・フランクさんが戦後生き残り、オットーさんが内容を元に話になったのですが、これは子供を失った悲しさ、生き残ったお父さんの気持ちを推察して読んだ後の涙が止まりません。

アンネのことを書き残すことが、未来の子供たちに繋がるのではないか。文章に出来ても残せないと思うんです。
西宮にはアンネフランクから「アンネのバラの教会」があります、場所を通じて、アンネを偲び、そのときに起こった悲劇とそれでも気丈に振る舞い書き連ねた少女に思いを馳せることはいいことと思います。

子供のときはいつまで生きることができるんだろうか、2000年になったら地球の外から隕石が落ちてくるんだろうか、2000年には22歳、国を守り、町を守り、人を守るためにその地球外生命体と身を挺して戦うのだろか、なんかを思っていた感受性豊な10代でしたが、そんなときに同じ年齢の少女に起きた悲劇や悲しみを知っておきたかったなと思います。今は家族を失ったお父さんに感情移入してしまい、ちょっと素直に通常受ける感覚と異なってしまっているので。

若いうちに本を読むということを薦めるのはこういう部分にあります。

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