成功の反対は「挑戦しないこと」

西天満の駐車場ですが20分200円がいつのまにか20分250円に値上がっていました、よく見ると200円の0のところに5が貼っているのがわかります。
こういう気付きって商売感覚がないと気付かないでしょうし、周囲の値段も見てないと駐車場がどうこうにならないのが通常だと思います。

値段の変化に気付くかどうかなんて、これは教育によるものだとかなり時間を費やさざるを得ないもので、なかなか難しいのです。
教育でどうにかなるのか、教えて何とかなるのか、この難しさは過保護がいいのか過干渉がいいのか放置がいいのか含め「適切な場面でのいいあんばい」が実に難しく感じます。これは自戒も含めてなのですが。

ルソーの書いた「エミール」の一節に

『あなた方は、子供を不幸にするいちばん確実な方法は何であるかご存じだろうか。それは、何でも手に入れるという習慣を子供につけることだ』

という言葉があります。人は自分で考え自分で感じて自分で失敗をして経験を積んで行動することで成長するのですが、新人や子供の教育に関してはこのあたりが実に難しく、思考や感情や行動に口出しばかりしてしまうと思考しなくなるとともに、自分はいけないんだと感じて自己肯定感が生まれてきません。

成功の反対は「挑戦しないこと」。

挑戦するからうまくいくこともあるし、失敗することもまた次に成功するための糧になるので、成功の反対は失敗では全くないのです。自分の力でどこまでも伸びる教育、簡単に言えば「適切な場面でのいいあんばい」でどんどん挑戦させることです。なので、駐車場の値上がりに関しても気付く必要ないのですが、こういった視点を持てたときにはやっぱり褒めるべきですし、数字感覚や経営感覚が研ぎ澄まされている部分だと感じます。ちなみに東京は上限なし、だから平気で駐車場代金8000円とかあります、と最近聞いて知らなかったので恥ずかしながらびっくりしました、さすが東京。

あと、ルソーがエミールを書いたのは1762年、人というのは人種も年代も違っても一緒なんです。
論語なんかと一緒です、だから学ぶことは尽きない。

関連しているブログ記事一覧