不自由を自由に変える魔法の仕事~日本一の義肢装具メーカーの挑戦

川村義肢の川村社長書籍です、川村さんは倫理法人会でも盛和塾でも有名な方なのですが書籍を買って読んでみてなお一層思いや過去などわかりました。
会社って何のために存在するのか?というビジョンに関しては全従業員の物心のためというのですが、その先にあるもので考えるとやっぱり働く人の楽しむ姿や作る義肢が活躍するというのが、働き甲斐などになるのだと思います。仲間と一緒に頑張れば大きな事ができるというのもそうでしょうし、1人で行くなら早くいける、大勢と行くなら遠くに行ける、というのも正にあるかと思います。

その中でも書籍にありましたが、放牧経営という形はいい得て妙でして、川村さんのように家業に三代目から入ると何がいいのかなどの判断基準が専門的でないとわかるわけないんです。だからこそ、一人ひとりがやりやすいように仕事環境を整えると言うのが納得する内容で、規模が10名超えて20名超えて30名近くなると仕事のスケジュール管理とか本当に重要になるのでスピード感をもってやらないとすごく厳しくなります。
なので自分の関わる分野に関して段取りが悪かったりすると滅茶苦茶イライラしてしまう弊害があるのが通常ですし、真剣にやればやるほどこれが当たり前なのですが(そのイライラをぶつけないのを前提としても)、そのあたりをうまくスタッフに委ねることというのが大事だなと。

川村さん自身アメフトされてて180cm100kgくらいの巨漢なのに、31歳で社長就任時の話や資金繰りなどで倒産寸前の危機があり将来をびびってたなどの話も今の川村さんを知っているので、何か納得です。
南森町には元々川村義肢さんがあった事務所や、補聴器のエイドセンターなどあって大東市に引っ越されたのは実は最近まで知らなかったのですが、場所も広くてさらに市長とも翻意にされているということなどいろんなつながりが見えました。機会あれば工場見学に行けたらいいなと思います。

将来の会社ビジョンについて、「子供が入ってくるような会社」というビジョンありましたがこれにも納得です。
お父さんやお母さんが楽しく元気に働いている会社、だから自分もその会社に就職したいというのはなかなか難しいですし、学校の先生や弁護士、医療などの先生業は聞きますけれども会社で言うとなかなか反面教師になってしまったりするのですが、これはそのビジョンには共感です。そんな数量的ではない一定の評価として現れるような会社、素晴らしいと思います。

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