子供を最も不幸にする確実な方法

たきないのほうから田辺湾を眺めた夕焼け、こういう景色をふとみると自然すぎて景勝過ぎて地元愛強いと気付きません。
そんな思春期を経て大阪という都会に来たら、みるもの感じるもの全部が「地元にはないものばかり!」のカルチャーショックを受け、1つ1つを経験経て自分のものにしていくわけです。すごいもの、感動する場所、きれいなもの、びっくりする場所、いろんなもの全てが大人になるためのステップみたいなもので。そんな感覚から20年経って戻ってくるとまたこれはいいものです。

「子供を最も不幸にする確実な方法は、いつでも何でも手に入れられるようにしてやることである」エミールの言葉です。
ルソーの教育論について書かれたエミールの言葉ですが、自分で感じ自分で考えて自分で行動することで自分で気付いて歩いていくものなんです、なのであえて失敗することも大事だし、先回りして失敗を防ぐことも当然よくない行動、自己肯定感はそういった自分で決定した行動の中から得た結果によって培われていきます。

これは大人でも一緒なので、なるべく恋愛で失恋して大きなショックを受けてみると、男なら「絶対に仕事できる男になって後悔させてやる」というような精神はタフなメンタルになることもありますし、最大の努力をした結果として意図しない成果しか得られないことも大事です。企画営業なんかでは、自分で選んだ行動で全く結果が出ずに「サボリーマンさんは今月どうされたんですか?すみません間違いました、ゼロリーマンさんでしたっけ?」と軽く年下のコーダーに飲み会でネタにされるくらいでないと、自分の恥ずかしさや行動の失敗を受け入れることができないわけです。子どもみてると本当に思います。

自主性を伸ばす方法はいろんな方法ありますが、「子供を最も不幸にする確実な方法は、いつでも何でも手に入れられるようにしてやることである」同じように、案件や仕事、プロジェクトをやりやすいように、わかりやすいように任せてこなすだけのスタッフと、自分から積極的に働きかけて提案を行い、顧客接点を長く持とうと進めているスタッフではやっぱり雲泥の差が生まれてくるものです。このへんはどんな仕事でも一緒のような気もします。

「子供を最も不幸にする確実な方法は、いつでも何でも手に入れられるようにしてやることである」

仕事でもしっくり来ましたので、不幸にしないように。そんな教育を自分が受けたのかどうかはわかっていませんし、そうでなかったような気もするのですが、今でも手に入れたいものはなかなか手に入らないのでもがいて苦しんで悩んで工夫して、の日々です。

関連しているブログ記事一覧