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赤字と黒字と赤字を繰り返す、広告業界のツイッター

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明日から大阪商工会議所で大阪勧業展2020

大阪勧業展2020、明日から開始します。
開催日時は2020年10月14日(水) 〜 2020年10月15日(木)。

クレアネットもこの大阪勧業展にブースを出して参加しますので
ぜひともみなさま来場の際にはお立ち寄りください。

■ 大阪勧業展2020
https://www.osaka.cci.or.jp/kangyo2020/

大阪勧業展2020は、多業種型総合展示商談会です。

大阪府内の優秀な中小企業等が一堂に会し、技術力や企画力のアピール、
製品、商品、サービス等のPR、販路の開拓等を行う展示商談会です。

ついでに補足しますと、
大阪府内すべての商工会議所・商工会が、総力をあげて開催する
多業種型総合展示商談、なので、商工会議所パワーが集結しています。

統計データで言いますと、

・出展数は、308企業・団体。
去年は出展数:368企業・団体だったので、コロナ禍とはいえ、
出展数はかなり多く楽しみです。

・去年統計では、来場者数7550人。

BtoB向けの展示商談会、としてはかなり大きめの商談会なので、
WEBの活用などでお悩みの場合には、参加費無料なのでぜひぜひ。

■ 大阪勧業展2020
https://www.osaka.cci.or.jp/kangyo2020/

申し込みはこちらから。参加費無料です。
https://reg26.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mat-ogpdq-69248ad453ec9b78c18c671958fe7734

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赤字と黒字と赤字を繰り返す、広告業界のツイッター

コロナ、大変です。

この4月~6月のGDPが戦後最悪の下落率、

おかげで検索が笑えないことになっていて

■ 検索「27.8」で出るように

検索「27.8」で出るように。GDP落ち込み

■ 検索「32.9」で出るように

検索「32.9」で出るように。GDP落ち込み

しかし泣き言言っても逃げれないのが経営者です。

雇用調整だろうが、持続化給付だろうが、なんだろうが
生き抜かねば、です。

かのグーグルさんも、企業広告出稿が少なくなり、
事業の基盤としている広告業がさすがにコロナ禍で成長鈍化したり
そのおかげでユーチューバーも収益が減った、などは読みました。

因果関係を後で読むとわかるけど、その関係性は全然読めません。

そんな中で、今回は広告業のTwitterについて取り上げてみます。

またも赤字のツイッター

ツイッターがまた赤字になりました。

7月発表のデータです。

第2四半期(4~6月期)の決算発表で、
コロナ禍による広告減少により、売上高は19%減の6億8300万ドル、
純損失は12億ドル、でした。

実は第1四半期(1~3月期)も赤字だったのですが、
その赤字がさらに拡大したのがツイッター決算です。

ちなみに、ツイッターって、2013年の上場以来、ずっと赤字だったそうです。

芸能人や企業などは公式でTwitterを使っているし、普通の人でも空き時間があれば投稿しています。

懐かしい話ですが、東日本大震災においては、不通となった携帯電話の代わりにリアルタイムで
情報を得たり重要な情報を拡散したりするためにTwitterが利用されました。

この事がきっかけとなり、災害時の情報伝達手段としてTwitterが注目されるようになり、現在では市役所なんかもツイッターしてて、さながら公共インフラのように扱われています。

こんなに利用されているTwitterですが、FacebookやInstagramなど、急成長を遂げるライバル
企業にずっと遅れを取っており、利用者数も収益も増えず、Twitter社の財務状況は上場以来ずっと赤字が続いていたわけです。

一時は業績不振による身売り話も出ていた程です。
そのTwitterが、やっと初の黒字を記録したとしてニュースになっていました。

赤字でも飛ばないの?素朴な疑問が出ますが、上場企業なのでそのへんは
まあいろいろあるんですが、そもそもツイッターとは何か、ちょっと簡単に説明します。

ツイッターとは何ぞや?

ツイッターとはコミュニケーションを交わしたり、情報を発信したり
集めたりできる短文投稿サイト、それがTwitterです。

運営しているTwitter社はアメリカのIT企業で、創業は2006年。
2009年当時、Twitterの時価総額は約1100億円という破格でした。

2010年にはアメリカのGoogle社の出身でコメディアンという異色の経歴を持つディック・コストロ氏がTwitter社のCEOに就任。

2013年、広告事業が軌道に乗りTwitter社は上場。

2014年、時価総額は約2.9兆円にまで達したと言われています。

Twitterには毎月約3億人がログインしており、スマホユーザーのうちアメリカでは約20%、その他の地域では約9%が利用していると言われています。

ちなみに日本のユーザーは着実に伸びているそうです。
けど赤字。

業績不振に喘ぐTwitter社

時価総額や利用者数から見ると意外かも知れませんが、Twitterの売上高やユーザーの増加ペースは大幅に鈍化し、Twitter社は2013年の上場以来、ずっと赤字が続いていました。

2015年には従業員336人を解雇する大規模なリストラ計画を実行。

また慢性的な赤字経営を脱することのできないこうした状況に不満を抱いた
投資家たちの圧力でCEOだったコストロ氏が事実上の引責辞任を
発表し取締役に降格。

創業者の一人ジャック・ドーシー氏が暫定でCEOに復帰しています。

2016年には本社ビルのまた貸しも行っています。

ちょうどその年には約89億円の赤字を計上し、2013年の株式公開時から株価が56%ダウンしています。

幾度となく出ていたTwitter社の身売り話

赤字とはいえ、Twitterは世界で億単位の利用者を抱えるサービスです。
それだけに、Twitterをめぐる買収の噂がこれまで絶えませんでした。

Apple、Googleの持ち株会社Alphabet、Microsoft、娯楽大手のDisneyなどが買収先として名前があがりました。

顧客管理ソフトのSalesforceなどのアメリカ大手数社に対しTwitterは身売りや合併の打診をしていました。

しかしTwitter買収の最有力と言われていたSalesforceのCEOマーク・ベニオフ氏も、結局は「われわれに必要な会社ではなかった」として手を引き、他の企業もすべてTwitterの買収から降りる結果となりました。

低迷しているとはいえ、Twitterの時価総額は120億ドル(約1兆2500億円)もあり、買収には2兆円程度が必要と見られていたため、価格で折り合えず買収合意に至らなかったと言われています。

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3億人を超えた辺りで停滞したTwitterの利用者数
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Twitterの利用者数の話をもう少し詳しくしてみましょう。
TwitterはライバルのFacebookなどに押され利用者数が伸び悩んでいます。

本国の米国では、2015年前半に月間ユーザー数が6500万人に到達して以降は完全に伸びが止まっています。

(ちなみに、Twitterの人気が高いのは、本国のアメリカと、私達の日本、そしてインドネシアだそうです)

世界全体でみると、3億人を超えたあたりで成長スピードも鈍化しており、今後も急速な加入者増加は見込めないと見られており、これが広告収入に悪影響だったようです。

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TwitterとFacebookとInstagram
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Twitterの月間ユーザー数は3億3000万人とされています。
(2019年Q1時点)

その一方で、世界最大のSNSであるFacebookは21億人以上を突破しており、いまだに増加傾向にあるようです。

また「インスタ映え」という言葉を生み出した、女性に人気の画像共有SNSのInstagramの利用者数は、新興でありながらすでに5億人。

Instagramは若い世代を主要ユーザーとして獲得することに成功しており、本国のアメリカではTwitterよりも圧倒的にInstagramの方が有名人や若者に人気があるそうです。

そのため企業や政治家などもInstagramに力を注ぎ、Twitterの利用者は100万人減少しているそうです。

つまり、利用者数において、TwitterはFacebookには完全に歯が立たず、Instagramにも追い越されている状態です。

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黒字転換したTwitter
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Twitter社は、当然のことながらTwitterの収益化を長く模索してきました。

ですが、研究開発費などがかさみ、利用者数も伸びず、先ほどから述べているようにTwitterは2013年の上場以来ずっと赤字でした。

しかし赤字続きだったとはいえ、マーケティングや研究開発などのコスト削減によって、赤字幅は縮小し続けていたそうです。

また動画ストリーミングサービスとの提携や、投稿文字制限の緩和、連続した投稿を1つにまとめる機能の導入といった改良も重ねてきました。

それらが功を奏したのか、発表した2017年10~12月期決算は純利益が
9107万ドル(約99億円)と、2013年の上場以来、はじめて黒字となったのです。

売上高は2%増の7億3156万ドルと、これも1年ぶりの増収。

売上高のうち約88%を占めるという広告収入が堅調だった事と、企業向けのデータサービスが好調だったためだと言われています。

ジャック・ドーシーCEOは「28%のコスト削減が奏功した」と語っています。

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しかし増えているわけではない月間利用者数
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2013年の上場以来、はじめて黒字となったのですから、
利用者数も増えたのかと思いますよね。

ところが、利用者数は3億3000万人と横ばいだそうです。

しかもアメリカ内では6900万人から6800万人へと前期より100万人減少しています。

しかしこれは迷惑メールや偽のアカウント、
また悪意あるコンテンツを排除した結果と言われています。

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動画広告が伸びているTwitter
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先程も述べたように、Twitterの売上高のうち約88%は広告収入です。
その広告の売上は1%増の6億4400万ドルで、その売上の中でも特に動画広告の伸びが顕著で黒字化の見通しも開かれてきたそうです。

これはターゲットを絞り込んだ広告戦略が功を奏したためだと言われています。
また、Twitterは利用者に最も関連性の高い投稿を提示するアルゴリズムにも力を注いでいます。

こうした企業努力によってTwitterの品質を向上させているのですね。

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またもや浮上してきたTwitterの買収話
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上場以来はじめてTwitterが黒字となったことから、一部の専門家の間で、
また大手企業がTwitter社の買収に乗り出すのではないか、
との憶測が浮上しているそうです。

以前もApple、Googleの持ち株会社Alphabet、Microsoft、娯楽大手のDisneyなど大企業が買収先として名前が上がってきたわけですから、無い話でもありません。

こうした憶測からか、Twitter社の株価は25%も急上昇したそうです。

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特に日本が高いTwitterの売上
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本国アメリカと日本での売り上げがどうなっているのか見てみましょう。
Twitterのアメリカ国内の売上高は8%減となっている反面、国外では17%増となっています。

これは中国の輸出業者が国外で積極的に広告活動を展開したためだと言われています。

国外の中でも、とりわけ日本での売上高は34%の増収となる1億600万ドルと目立った数字になっています。

これは興味深い結果だと感じます。

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増収しているが不満も多い日本人利用者?
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Twitterの日本での売上高は34%の増収となる1億600万ドルと目立った数字になっている、と先ほど述べましたが、不満が多いのも日本のようです。

利用者の増加や利便性の向上の為、Twitter社は様々なTwitterの仕様変更を行っています。

投稿内容だけでなくユーザー名まで検索機能の対象にした事、フォローしているユーザーの「いいね」がフォロワーのタイムラインにも表示されるようにした事、リプライ機能の仕様を変更した事などですね。

ところが、変更されたり追加されたりしたこれらの機能が、日本ではことごとく不評で、さらに改善するかもしくは以前の仕様へ戻してほしい、という声が後を絶たないようです。

そうした仕様変更だけでなく、多数のアカウントがTwitterの規約に反しているとして凍結させられた事にも不満を感じている日本人が多いようです。

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世界では微妙でも日本で人気
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粘り強く企業努力を続ける事の大切さを再確認します。

日本では人気なんですツイッター。

日本での売上高が34%の増収となっている所が非常に興味深いですね。

Twitterの仕様変更に文句を言う日本人利用者が多いのも、それだけTwitterを利用し続けたいと思っている日本人が多いからでしょう。

利用する気が無くなったのなら、文句も言わずに離れるでしょうから。

なぜTwitterの利用者数が日本では多いのか、なぜ今回日本での売上高が増収しているのか、このあたりを調べれば、ITビジネスに活かせるかもしれませんね。

なんでツイッターしてるのかで言えば「面白いから」
ではないでしょうか。

天空の城ラピュタの放映時にテレビ時間の夜9時から11時までの間に、

#バルス  だけで 数万回ツイートすることで何が面白いのだ?

と言われると辛いのですが、大喜利文化、昔から俳句や短歌や川柳を通じて、
面白い文化に触れているから、なのかもしれません。

最後に。

おすすめするハッシュタグ

#ジブリで学ぶ主婦業

#ジブリIT業界あるある

#ジブリで学ぶ編集

でぜひツイッターでお楽しみください。

こういうの作る天才たちに会えるのがツイッターなんです。

仕事柄、わかりすぎて泣けます。

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(次回につづく)
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