やりたくないけど結果が出ると楽しくなる

営業などの話をすると顧客と会話をするのは嫌いではないけど、マーケティングやりたいなどの話を聞くことがよくあります。
だいたいのパターンですが、マーケティング施策を100万でも実行して結果が出ずに顧客に説明しないといけなくなった際には、このマーケティング好きが嫌いに変わります。マーケティングなんてまさに顧客のインサイトや4Pや4C程度の理解は必須ですし、広告媒体も様々でかつ経験則とスキルが必要なものなので、WEB解析士などの試験のような表面的な能力だけで理解するととんでもないことが起きます。

往々にかっこよくて華やかな世界は競争過多で秀でるのも難しいのが普通です。
通販なんかでいうと、健康食品、化粧品、食品あたりの購入が多いベスト3でしっかり経験積んでたり施策の方法論を語れればいいのですが、なかなか難しいものです。

別にこんなことはどんな職種どんな業態でもあるものですが、営業で成果を出している人などに聞くと嫌いという人はあまり聞きません。最初はなんかわからないけどいろいろやっていくうちにうまくいったり結果が出たりしてそのまま楽しくなって試行錯誤してさらにうまくいく、というようなものかと思うのです。

気合入ったから仕事する、結果が出る、というプロセスではなく、とりあえずとりかかる・徐々に気合も入る、がんばるので結果が出る、でOKだと思います。新人のうちには下手でもやったことなくても何でも取り掛かるのが最もよくて全力でやればどれも仕事は面白いと思います。特に自己主張できないプログラマなんかでいうと、ある程度のデザイン系ソフトも活用できないと全体バランスも見れないし技術屋の域を超えないので実に職場で活躍できる場所が狭まるのです。

守備範囲でない場所のボールを拾いに行くから仕事が進むのであって、守備範囲でない場所を放置すると全体バランスを取る側としてはかなり疲れるな、と。経験則を元に初めて言語化したのですが、FW3枚が守備をしないへたくそなメッシがいると、いくら井手口でもボールを刈れません、こんな感じです。ついでに顧客目線や顧客との接点などの場所にいないと、市場や顧客の意見からどんどんずれていきますし、一社の一担当が顧客ではないので不特定多数の経営者層から管理職者層まで様々な人と接することができるのが仕事の面白さ、と思うので同じ思いで仕事してほしい、面談で説明するに当たり職種などの話で言うと新人には特にそんな話をしています。

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