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佐伯祐三「靴屋」

佐伯祐三の靴屋

ゴッホ「夜のカフェ・テラス」絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。

今回は佐伯祐三「靴屋」について記載してみます。

この絵は靴屋の親父が靴を作っているという、なにげない日常的な場面を佐伯特有のタッチで描かれており、親しみやすい人物画となっています。

佐伯祐三(プロフィール)1898大阪~1928パリ

佐伯は、大正6年に上京し、川端画学校洋画部へ通い、藤島武二に師事しました。

翌年、東京美術学校西洋画科予備科に入学、そして1923年渡仏。ヴラマンクを訪ね、フォーヴィスムの影響を受けます。また、ユトリロの作品にも影響を受けて、パリの街頭風景を多く描き、サロン・ドートンヌにも入選しました。

一度帰国するが再度パリに渡り、満30歳で死去するまで二度と日本には戻ることはありませんでした。佐伯は、画家としての短い活動期間の大部分をパリで過ごし、フランスで客死しました。

佐伯の作品はパリの街角、店先などを独特の荒々しいタッチで描いたものが多く、風景画には、モチーフとして文字の登場するものが多く、街角のポスター、看板等の文字を造形要素の一部として取り入れている点が特色です。作品の大半は都市風景ですが、人物画、静物画等もあります。

この絵は大阪の実業家、山本發次郎(1887-1951)が昭和58年(1983)、ご遺族から大阪市に約570点が寄贈された中の一点です。質量ともに日本一の、佐伯祐三作品コレクションを、はじめ、数多くの優品が含まれています。

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アメデオ・モディリアーニ「黒いドレスの女性」

モディリアーニの黒いドレスの女性

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今回はモディリアーニ「黒いドレスの女性」について記載してみます。

腰をかけ、じっと前を見すえる女性が描かれた、モディリアーニの『黒いドレスの女性』。制作されたのは1918年です。

モディリアーニの特徴である、顔と首が異様に長いプロポーションで、目には瞳を描き込まれていません。瞳が描かれていないのに、しっかりと表情は伝わってきます。

この絵のモデルが誰なのかは分かっていませんが、この後の1920年代・アールデコを予告するかのような、特徴的なおかっぱの髪型で、最先端をいく女性だった事がうかがえます。

モディリアーニは、1884年にトスカーナで生まれました。父親が旅行で家をあける事が多く、話し相手になっていたのは母方の祖父でした。祖父は博学で、モディリアーニに、芸術や哲学の話を聞かせていたようです。その頃に培ったものが、その後のモディリアーニを作り上げる一になったのだと思います。

モディリアーニは、存命中は評価が低く、作品も売価を大幅に値引かないと売れない状況だったそうです。ですが、死後の1926年の回顧展では、新聞は高く評価し、肖像画が高価な値で売れたと記録されています。

モディリアーニの生涯は半ば伝説化しており、映画化もされているので、映画を見てから作品を見ると、また違った見方ができるかもしれませんね。

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モディリアーニ「イヤリングを付けたブロンドの女性」

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今回はモディリアーニ「イヤリングを付けたブロンドの女性」について記載します。

モディリアーニ「イヤリングを付けたブロンドの女性」エコール・ド・パリ(パリ派)の画家の一人に数えられるモディリアーニ。
代表作の大部分は1916年から1919年の間に集中して制作されており、モディリアーニの絵画のほとんどは油彩の肖像と裸婦で、面長の顔とアーモンド形の瞳による独自の人物表現が印象的です。
彫刻に没頭した時期があり、彫刻家としても活動していました。

モディリアーニの人物画は、目に瞳が描き込まれていないものが多くあります。
この作品もそのうちのひとつです。

特徴であるアーモンド形の瞳は勿論、柔らかそうなブロンドの髪に白いイヤリングがとても印象的です。
この女性はその瞳に何を映しているのでしょうか…。

この作品を見ながら、この女性が見つめていたものを考えてみるのも作品の楽しみ方の一つですね。

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モディリアーニ:夫婦

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今回はモディリアーニ「夫婦」について記載してみます。

モディリアーニ「夫婦」20世紀を代表するエコール・ド・パリの画家の一人であるモディリアーニですが、実はイタリア出身です。
モディリアーニの母は、幼い彼の芸術に対する才能に気付いていたと記されています。
しかし、芸術の才能を持ちながらも病弱であった彼は、肺結核を長い間患いそれと飲酒が元で36歳という若さでこの世を去りました。

そんなモディリアーニを献身的に支えたのが14歳年下のジャンヌでした。
二人は宗教上の関係から表立って結婚の形をとることはできませんでしたが、モディリアーニは彼女をモデルにした作品をいくつも残しています。

モディリアーニはジャンヌとの間に一人の子供をもうけましたが、
ジャンヌは彼の死後2日後におなかの子を道連れに身投げをしてしまいます。
その墓碑銘には、「究極の自己犠牲をも辞さぬほどに献身的な伴侶であった」と記されています。

そんな伴侶に短い生涯で巡り合ったモディリアーニの描いた「夫婦」をお部屋に飾って愛の形について考えてみませんか。

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モディリアーニ「大きな帽子ジャンヌ・エピュテルヌ」

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今回はモディリアーニ「大きな帽子ジャンヌ・エピュテルヌ」について記載してみます。

”モディリアーニ「大きな帽子ジャンヌ・エピュテルヌ」"顔や首が奇妙なほどに長い特異な作風で著名な画家モディリアーニは、その作品の多くに、この作品のモデルであるジャンヌ・エピュテルヌを描きました。

ジャンヌはモディリアーニとは恋人でありそのドラマチックな半生は映画化もされています。
酒に溺れ、夜になれば街を徘徊するモディリアーニをひたすら支え励まし、彼の才能を信じぬいた良き理解者でもあったのです。

モディリアーニといえば、先に述べたような特徴のほかにも瞳をあまり描かない画家としても有名ですが、瞳は肖像画において絵画の印象を決める重要な部分ですね。
それを描かない意図はいかなるものであったのか、今となっては謎ですが不思議と温かみを感じさせる作品です。
首を傾げて指を添えている部分などかわいらしさが感じられ、モディリアーニの彼女への深い愛情がうかがえる作品です。

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生誕130周年 モディリアーニを探して―アヴァンギャルドから古典主義へ

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今回は生誕130周年 モディリアーニを探して―アヴァンギャルドから古典主義へについて記載してみます。

生誕130周年 モディリアーニを探して―アヴァンギャルドから古典主義へイタリア出身の画家・彫刻家であるアメデオ・モディリアーニの生誕130周年を記念してポーラ美術館で展覧会が開催されています。

生前は高い評価を受けることのもなく、36年という短い生涯で作品を残し続けました。
そういった経緯から画家の存在は伝説的なものとして語られています。

この展覧会では、モディリアーニの油彩画、彫刻、素描などの作品を19点と、セザンヌやブランクーシ、ゴーギャン、ピカソなどの作品も加え65点を出品しています。
モディリアーニが影響を受けた作品を見比べることで、作品の変化を同時に楽しむことができます。

「モディリアーニを探して ―アヴァンギャルドから古典主義へ」
ポーラ美術館 展示室1
2014年4月12日(土)~9月15日(月)
(会期中無休) 9:00~17:00 (最終入館は16:30)
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モディリアーニ「夫婦」

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今回はモディリアーニ「夫婦」について記載してみます。

モディリアーニ「夫婦」アメデオ・モディリアーニはユダヤ系のイタリア人です。

モディリアーニの特徴といえば人物画が多く描かれていることです。
特に、女性の肖像画をよく描いており、風景画は4点ほどで静物画が描かれることはありませんでした。

顔と首が長く描かれており、モディリアーニの絵を見れば作品の個性が良く出ています。
その個性的な表現は、モデルの心情や個人の関係性を描き出しています。
裸婦も女性への造形美を描いているところが、官能的な印象をもてます。

そんな女性を多く描いてきた、モディリアーニの作品では珍しい、夫婦の絵画。
こちらの作品は、新郎と新婦をモデルに描いています。

新郎はひげの生えた印象から30代ほどの年齢なのだろうと感じます。
絵画からいろんなストーリーを読み取れそうですね。

瞳を描かないモディリアーニの作品は感情を投影することで、
人それぞれ絵画の印象が変わります。

ぜひ、モディリアーニの作品を楽しみながら、
自分と作品を重ね合わせてみてください。

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モディリアーニ「少女ユゲット」

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今回はモディリアーニ「少女ユゲット」について記載してみます。

モディリアーニ「少女ユゲット」モディリアーニはイタリアの画家で彫刻家です。
創作活動は主にパリで行っており、芸術家の集うモンパルナスで活躍したパリ派の画家の一人です。
モディリアーニの代表作の多くは、1916年から1919年の三年間に集中しています。
彼の作品は、ほとんどが油絵で描かれた肖像画と裸婦です。
風景画は4点ほど残っていますが、静物画はありません。

「少女ユゲット」はモディリアーニの作品の中でも、作品展などのパンフレットなどで必ずと言っていいほど描かれる代表作の一つです。
モデルの女性について、明らかになっていることはほとんどありませんが、この少女の気品と上品さは確かな存在感を持っています。

モディリアーニの他の作品に見られる輪郭線のゆがみなども少なく、忠実に描こうとした画家の意図がみられる作品です。
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「モンパルナスの貧乏な貴公子」モディリアーニ

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今回は「モンパルナスの貧乏な貴公子」モディリアーニについて記載してみます。

”「モンパルナスの貧乏な貴公子」モディリアーニ"モディリアーニはユダヤ系イタリア人で、20世紀前半、パリのモンマルトルやモンパルナスに集まり、ボヘミアン的な生活をしていた画家たちを指す『エコール・ド・パリ』の代表的な画家の一人です。

モディリアーニは幼少の頃より絵画制作に携わり、1906年にパリに移住してから本格的な制作活動を始めます。彼はアフリカ美術の影響で彫刻作品を制作しサロン等に出品しますが、生来虚弱体質であったことや幼き日に肺結核を患ったこと、そして内向的な性格が災いして健康を害し、彼は彫刻制作をあきらめてしまいます。

その後モディリアーニは、著名な画商ポール・ギョームや画家マックス・ジャコブらのすすめで絵画制作を再開するのですが、酒に溺れた生活態度を続け、1920年、36歳で泥酔と持病により肺炎を起こしこの世を去ります。彼の劇的な人生は天性の美貌とともに伝説化され、「モンパルナスの貧乏な貴公子」と称されるようになります。

モディリアーニの人生は映画化されましたが、その主演俳優ジェラール・フィリップが、モディリアーニと同じ36歳でこの世を去ってしまったのは、何かの因縁を感じずにはいられません。

絵画販売ドットコムでは、モディリアーニの作品の複製画の販売も行っておりますので、ぜひご覧ください。
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モディリアーニ「大きな帽子ジャンヌ・エピュテルヌ」

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今回は モディリアーニ「大きな帽子ジャンヌ・エピュテルヌ」について記載してみます。

モディリアーニ「大きな帽子ジャンヌ・エピュテルヌ」つばの広い帽子をかぶって、人差し指と中指を頬に当てたモデルは、モディリアーニの最愛の妻ジャンヌ・エピュテルヌです。
彼女は公私ともにモディリアーニを支えるために生きた女性です。ジャンヌの両親の猛反対を押し切って出会ってすぐに、安ホテルを転々としながら共同生活を始めたそうです。

大きな帽子の輪郭はまるで彼女が天使であるかのようなイメージを与え、口元にそっとおかれた左手のポーズは、彼女がどれほどモディリアーニにとって魅力的であったかを想像させます。

絵を見ていると、どこか彼女の気品を感じるような仕上がりになっています。
しかし美しく描かれた彼女の瞳は塗りつぶされています。
モディリアーニは塗りつぶした彼女の瞳にどんな思いを込めたのでしょうか。

色々考えさせられる作品になります。

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