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ゴッホ「アイリスの花瓶」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。 ブログ担当の松田です。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今回はゴッホ「アイリスの花瓶」について記載します。

ゴッホ「夜のカフェ・テラス」1980年を代表する静物画作品「アイリスの花瓶(花瓶に入った背景が黄色のアイリス)。
花と鮮やかな黄色の背景、丸みを帯びた花瓶など、名高い名作「ひまわり」を彷彿される本作は、ゴッホ自信の神経発作の治療で滞在していたサン・レミでの、苦悩と退屈の生活から脱する為に1890年5月に友人であり、精神科医でもあったポール・ガシュの居るオーヴェールへと出発するゴッホが、数週間前に制作した静物画です。

本作を制作した1890年にこのアイリスを含む様々な静物画を手がけているが、その精神状況は非常に危機的状況にあった(ゴッホ自身が弟テオに宛てた手紙の中で「僕には新鮮な空気が必要だ。ここに居ては退屈と哀しみに押しつぶされてしまう。」とサン・レミでの生活の苦しみを訴えていたほど、神経発作と精神的不安が悪化していた)。

ゴッホの狂気性と希望が画面の中に入り交じる類稀な作品で、中央に描かれた青い花を咲かせた美しいアイリスの花がゴッホの太く明確な輪郭線による独特の模写で、その生命を咲き誇らせるかのように堂々と力強く描かれている。
花の間から、のぞく緑色の葉もゴッホの強烈な観察的視線をそのまま表現したかのように鋭く直線的であり、私自身も、目を惹きつけられてしまいました。

一方、しおれている花は、色使いも暗めにされており、ゴッホの不安定の精神のなかで、漠然とした恐れを感じてしまう、私的な感想としましては、力強さを感じられる花はこれからの希望、しおれてしまっている花はゴッホ自身の精神状態をそのまま表した作品の様に思えました。

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