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モネ「睡蓮」と印象派の起源

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はモネ「睡蓮」と印象派の起源について記載してみます。

モネ「睡蓮」と印象派の起源クロード・モネはフランスの印象派を代表する画家で1840年、パリのラフィット街で生まれました。
モネの生涯の方向を決定付けた出来事は、ウィジューヌ・ブーダンとの出会いだと言われていて、後に「光の画家」と呼ばれるようになったルーツはここにあるとされています。

印象派の元となったのは1873年にピサロ、シスレー、ルノワールらと結成した「匿名協会」による展覧会で、その名称の由来はモネによって出展された「印象、日の出」という作品にあります。

睡蓮の連作を描くようになったのは1893年、ジヴェルニーの土地を購入して庭園を造ってからのことで、彼はその庭を自身の「最高傑作」と言っていたといいます。
庭園には小川を利用して、睡蓮を浮かべた大きな池が掘られ、太鼓橋が架けられ、岸辺には柳や灌木が植えられたりと、絵を描く上では最高の環境だったでしょう。

視力の低下、白内障の影響で「睡蓮」の連作は年々抽象的な物になっていきます。
抽象的に描かれるようになったことで、花や水を表わす筆触や色彩は初期の印象主義的な手法とは異なるようになり、時には表現主義的ともとれる厳しさで、池の水面の神秘なまでの美しさを捉えるようになります。

パリ、オランジェリー美術館の「睡蓮」の大壁画は、彼が没する直前まで描かれていた作品で、国から多額の寄付を受けて製作したものです。
この作品を完成させるためだけにモネは白内障の手術を受けたそうで、彼にとって睡蓮を描くことは命と共にあったといえるのではないしょうか。

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