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五月便り

今日、野外デッサンから帰ってきましたら、東京の友人から一通の便りが届いていました。
学生のころからの付き合いの画家仲間からの五月便り。
最近は、メールで近況を報告できるので、わざわざ切手を貼って、
手紙を出すことなんかなかったので、とても温かい気持ちになりました。
手紙は、結婚の報告だったのですが、手紙の最後に、
「東京のモディリアーニ展が熱いので、大阪に巡回展した
ときは是非とも足を運ぶことをおすすめします」とのこと。
モディリアーニといえば、多才ながらも生きている時代には
世に認められなかったイタリア・トスカーナ生まれのユダヤ人画家です。
20世紀初頭にパリのモンパルナスで活躍したアメデオ・モディリアー二
(1884-1920)は、エコール・ド・パリを代表する画家ですが、
彼は酒におぼれ、ユトリロやスーティン、のちにエコール・ド・パリと
呼ばれる画家たちから嫌われていました。
まわりの画家仲間やパリ市民たちが
彼の才能を認めないなか、一人の画家だけでは
彼のそのたぐいまれない才能を見抜いていました。
その人こそパブロ・ピカソ。
あの二十世紀最後の天才と呼ばれた画家です。
また彼が酒におぼれたのは、ある不治の病状を隠すためでした。
その病とは今でこそ不治の病ではなくなりましたが、「肺結核」です。
肺結核は当事、二十世紀の黒死病とも呼ばれていた病気で大変恐れられていました。
そして、35歳の若さで世を去りました。
もっと長く生きていたら、もっと魅力ある絵がかけたのかも・・・
とか思ったりもしたけど、短い人生だったからこそ、それをわかっていたからこそ、
愛情のある肖像画を描くことができたのかもしれませんね・・。
大阪でのモディリアーニ展は2008年7月1日から9月5日までです。
展覧会まで待ち遠しいですよね。少し、遠いけど、絶対行こうと決めています。
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僕が描いたモディリアーニは、こちらです。
モディリアーニ

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