「オルセー美術館・オランジュリー所蔵 ルノワール展」
- 2016年09月9日
- ルノワール
絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。
本日の絵画ブログでは、印象派の巨匠・ルノワールについて書かせていただきます。
8/22まで開催されていた国立新美術館の「オルセー美術館・オランジュリー所蔵 ルノワール展」で《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》が初来日していました。
その他にも、45年ぶりに来日した《都会のダンス》《田舎のダンス》、円熟期の代表作《ピアノを弾く少女たち》などのルノワール作品が、時代を追って展示されました。
楽しいものを描き続けた画家
ルノワールは21歳の頃、同じ画塾で同じ印象派として名を馳せることになるモネと出会い、ともに印象派の代表的な画家となりました。
人物画家としてモネの肖像画も描いています。
風景ばかりを描いたモネとは対照的に、ルノワールは人物画ばかりを描きました。風景画を描いても登場人物に力を入れてしまうのです。
ルノワールは人生の最後まで楽しいものを描き続けました。
ルノワールは明るくて楽しい作品が多いのは、好きなものを描いていたからでしょう。
それで生活できれば、画家として理想的な生き方ですね。
組み合わせによる作品
ルノワールが描いた風景画に《草原の坂道》があります。
この風景画はアルジャントゥイュの坂道を日傘をさした親子が下ってくる姿を描いています。
アルジャントゥイュは印象派の画家たちのモチーフになった場所で、モネも《アルジャントゥイュのひなげし》や《アルジャントゥイュの橋》などを描いています。
印象派として「移ろう光」を追い求める中でも、風景ではなく木漏れ日を浴びる人物画を描きました。
▲原寸大サイズ:131.0×175.0cm パリ オルセー美術館
《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》は、屋外でのダンスパーティーを描いた作品です。
ルノワールは、モネのようにモデルの顔を風景と等価に扱うことはしませんでした。
ルノワールは、「風景画ならその中で遊びたくなるような絵が好きだし、裸婦ならその乳房や背をなでたくなるような絵が好きだ。」と語ったとか語らなかったとか。
そんな価値観で仕事したいですね。
絵画販売ドットコムでは、ルノワールの複製画もたくさん販売しています。
専属の画家が肉筆で描いておりますので、印刷ではできない、ルノワールの表現した肉感が再現されています。
《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》はこちら
《草原の坂道》はこちら
《都会のダンス》はこちら
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