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佐伯祐三は、大阪出身


絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。

本日の絵画ブログは、佐伯祐三について書かせていただきます。

佐伯祐三は、大阪北野高校出身

佐伯祐三

佐伯祐三は、大阪出身の大正〜昭和初期の洋画家です。
大学は東京美術学校(現・東京藝術大学)出身ですが、高校は大阪の十三にある大阪北野高校出身です。
こんな近くに佐伯祐三の母校があったとは!
大阪北野高校は、他にも具体美術協会の創設者でもある吉良治良、伝説の漫画家の手塚治虫など、数々の著名人を輩出した高校なのです。

30歳で生涯を終えた佐伯祐三の画家としての活動期間は短く、たった6年間しかありません。
その間1924〜26年、1927年の2回パリに渡航・滞在し、代表作のほとんどはパリで描かれたものです。
二度目の渡仏中の1928年にパリで心身を病み、死去しました。
パリでのヴラマンクやユトリロなど野獣派(フォービズム)の巨匠たちの影響を受け、量感あふれる激情的な作風を確立しました。

テラスの広告の虜に

佐伯祐三が描いたリトグラフ《テラスの広告》もパリで描かれた作品です。
彼はパリの街並みの建物の壁に貼られた広告たちの虜となり、この作品もその”広告”がモチーフとなった作品のひとつです。
フランス語で書かれた文字が踊るように貼られた壁、その雑多でリズミカルな風景に、日本には無い躍動を感じたのかもしれません。
佐伯祐三は、パリで文字のある風景を多く描いていますが、文字の意味ではなく、文字の刻む視覚的なリズムに興味がありました。
また、彼はパリの都会の風景よりも、裏町にある建物や庶民の生活を感じる街角の風景を好みました。
パリの建物は石壁でできています。
パリの歴史が刻み込まれた石壁に魅力を感じ、その質感を絵の具のマチエールで表現することにも夢中になりました。

佐伯祐三
▲「レストラン」 原寸大サイズ:54.5×64.5cm 大阪市立近代美術館建設準備室蔵 山本發次郎コレクション

《テラスの広告》はリトグラフで描かれています。
リトグラフは版画の一種ですが、削るのではなく平らな石の上に描画し印刷する版画で、
描画したものがそのまま版になる絵画表現に近い手法です。
主に油彩画を描いた佐伯祐三にとっても表現しやすく、作品をスピーディーに描く手法として選んだのかもしれません。

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