クリムト「乙女たち」
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今回はクリムトの「乙女たち」についてお話したいと思います。
19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した、クリムトの晩年期を代表する作品です。
クリムトの代表作では、金箔などを用いる装飾的な作風の「接吻」が有名ですが、こちらは新たな表現を模索・探求した作品となっています。
こちらの人物画は、よく見ると7人もの女性が複雑に絡み重なり合った構図になっています。この異様な構図は、現実と非現実の狭間に居るような不思議な気持ちになります。
クリムトは1862年にウィーン郊外に生まれ、7人兄弟の第2子でした。
弟や友人と共に、共同で劇場装飾を中心とした仕事を始め、「旧ブルク劇場の観客席」は第一回皇帝賞をうけるなど高く評価されました。
この作品により美術界における名声を確立したクリムトは、金箔が多用された「黄金の時代」に数々の有名作品を作り上げていきました。
私生活では生涯結婚はしなかったものの、多くのモデルと愛人関係にありました。
クリムトの書き上げる官能的な作品には、私生活が大きく影響しているのではないでしょうか。
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