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佐伯祐三とパリ

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回は佐伯祐三とパリの関係について記載してみます。

シスレー「冬のルーヴシエンヌのクール・ヴォラン通り」佐伯祐三は短い生涯の中で絵画に生きた日本人画家です。
彼の画家としての活動期間というのはおよそ6年足らずでしたが、その画家生活の中で2度パリに滞在し、佐伯祐三の代表作の多くはパリで描かれているものです。
最初にパリに渡ったのは1924年の一月でした。

彼はその年の夏にパリの郊外にあるフォーヴィスムの画家モーリス・ド・ヴラマンクを訪れました。佐伯祐三が持参した絵画を見せたところ、モーリスはその絵を見て、「このアカデミックめ!」と彼の絵を否定しました。
その出来事に強いショックを受けるも、佐伯祐三は何度もモーリスの元へ足を運びます。
この頃から徐々に彼の作品の画風は変化を見せます。
初めてパリに渡った当時の作品の多くは、パリの街の風景を描いた作品がほとんどでヴラマンクとともにユトリロの影響を受けているのは明らかでした。

彼はその後一度日本に帰国しますが、そののち再度パリへと渡り、その後日本に帰ってくることはありませんでした。

佐伯祐三にとってのパリは、あこがれの芸術の都であり、自分の可能性を試すための地だったのです。

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