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光と影の画家レンブラントと貧乏

レンブラントは光と影の画家と言われています。そしてこのレンブラントはなんと自画像を生涯で、50枚とも60枚とも言われる自画像を描いています。
1つ1つを自分を見つめながら絵画の対象として精神性をこめることで、レンブラントにとって自画像自体が、自分への問いかけ、自己の確認の作業になっていたような感じにも思います。

レンブラントは最期亡くなる際にはひどい貧乏で聖書以外には何もなかったと言われています。当時のヨーロッパではさまざまな国政や経済の事情もあって、かなり貧しい時期も多く困難に出くわすことも多かったようです。レンブラントは36歳にして当時30歳だった妻サスキアを亡くし、またそのサスキアとの間に生まれた子供を立て続けに3人も亡くすという悲劇にもみまわれています。

さらに愛人ヘンドリッキェと息子ティトゥスにも支えられながら絵画活動を行いますが、またも先立たれる不幸にもあい、1656年、オランダの不景気のあおりもうけレンブラントはついに破産という悲しい出来事がオンパレードでした。光と影は正にレンブラントの栄光と挫折の部分を色濃く表現しているのかもしれませんね。

■ レンブラント・ファン・レイン 1606年7月15日 – 1669年10月4日 17世紀を代表する、オランダの画家
■ レンブラント自画像

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