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ジャン=フランソワ・ミレー「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はジャン=フランソワ・ミレー「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」について記載してみます。

ジャン=フランソワ・ミレー「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」ジャン=フランソワ・ミレーはバビルゾン派の風景画の絵画グループの一人でした。
彼は19世紀活躍したフランスの画家でパリの南東の森のはずれのバビルゾン村に定住し、風景や農民の生活の姿を描いていました。
その村の名前からバビルゾン派と呼ばれる彼らはミレーのほか、テオドール・ルソー、ディアズ、トロワイヨンなどが代表的な画家であり、カミーユ・コローなども先駆者に数えられています。
ミレーはバビルゾン派の中でも大地とともに生きる農民の姿を遂行な宗教的な感情をこめて描いていました。

農民を好んでいたミレーでしたがそんな彼が羊飼いを描いた作品が「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」です。
羊飼いは農民とは異なり、畑を耕すようなことはしません。
そのため、多くの農民がくらす村では浮いた存在でした。
しかし夕陽を背中に浴びながら羊を連れて歩く羊飼いの姿を、実に神秘的に描いています。

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ミレー「落穂拾い」

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今回はミレー「落穂拾い」について記載してみます。

ミレー「落穂拾い」ジャン=フランソワ・ミレーは19世紀を代表するバルビゾン派の画家です。
バルビゾン派は、パリのフォンテーヌブローの森のはずれで風景や農民の風俗を描いた画家の総称で、今回紹介させていただく「落穂拾い」もその例にもれることなく、収穫の際残された落穂を拾う姿が描かれています。

本来収穫とは丹精込めて育て上げた穀物を刈るという、農家にとっては一大イベントのはずですが、この絵にはそこはかとない哀愁が漂っています。
落穂拾いの本来の意味は、穀物を収穫する際に取りきれなかった穂を拾い集めることですが、ここでの意味はただそれだけではありません。

旧約聖書「レビ記」には「穀物を収穫するときは、畑の隅まで刈りつくしてはならない。収穫後の落穂を拾い集めてはならない。これらは貧しい者や寄留者のために残しておかなければならない」とあります。

つまりここで描かれている女性たちはこの畑の持ち主ではなく、自らの労働で十分な成果を得ることができない貧しい人々ということになります。
この絵から感じる物悲しさは間違いではありません。
しかしこういった真実を描くことは、どの国でも一定の批判を招くもので「貧困を誇張している」などと揶揄されたこともあったそうです。

ミレーが助け合いの精神に魅力を感じたのか、ただ目の前の光景を描きたかったのかはわかりませんが、我々にとってはありのままの歴史として残すか、真実をひた隠しにして綺麗なものを語り継いでいくか、考える材料としてもよい作品と呼べるのではないでしょうか。

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ミレー「落穂拾い」

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今回はミレー「落穂拾い」について記載してみます。

ミレー 落穂拾いこの絵画はおそらく多くの方が、美術の教科書などで一度は目にしたことがある名画だと思います。
「落穂拾い」は農民画家と言われたミレーの最高傑作の一枚です。
描かれた麦畑は、はるか地平線まで広がるパノラマの真ん中で、三名の農婦が腰を屈めながら、刈り入れ後に畑に散らばっている落ち穂を拾っています。

この時代、キリスト教においては、刈り取った後の落ち穂は拾ってはならないとされていました。
しかし、彼女たちはおくで働く農夫たちから離れ落ち穂を拾っています。

これが何を意味するのか。

それは彼女たちの姿を良く見ていただければおよその推測はつくのではないでしょうか。
拾っているのは、女性のみ、それも決して若いとはいえません。
この落穂拾いで描かれている彼女たちは、未亡人だと言われています。

聖書によれば、刈り入れの際に落ちた麦の穂を拾うことが許されているのは貧しい孤児と未亡人だけなのです。
いうなれば、この光景というのは、キリスト教の神の慈悲そのものだと言えます。
それはきっとミレー本人が農家の生まれだったということもあるのだと思います。
だからこそ、彼は光の中で働く多くの農民たちを、美しく、力強く描くことができるのだと思います。

しかしこの作品はサロンで発表された当時は評論家から激しいバッシングを受けたのです。
評論家はこの作品を「貧困の三女神」、「秩序を脅かす凶暴な野獣」などと罵ったと言います。
発表された当時は革命の直後でもあり、貧しい農民を描くということは一種の社会運動だとみなされ、ミレーは富裕層から警戒されていました。

そんな批判と差別の中でも彼は農民を描き続けました。
ミレーは生涯農民の味方でありつづけました。
そんな弱者への慈悲の思いがこの「落穂拾い」という絵に込められているような気がします。

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働く姿 ミレー「昼寝」

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今回はミレー「昼寝」について記載してみます。

昼寝

フランソワ・ミレーはバルビゾン派という風景画グループの一翼を担う人物です。
「農民画家」とも呼ばれる彼の作品は、農業をおこなう人々の様子が細かく描写されており、まるでその情景が目の前で起こっているかのよう錯覚させられます。

「昼寝」も農村の1日の何気ない風景を切り取ったもので、日の出とともに働きはじめ、日の入りまで収穫を続ける農夫が描かれています。

暑い日差しの中で収穫作業を続けた彼らが、昼時に少しの休息をとっています。
画面左下に描かれた鎌と、収穫物の山から今さっきまで収穫をおこなっていたであろうことが読み取れます。

このように、ミレーの作品は人々の働く姿を垣間見る事が出来ます。
この作品だけでなく、他の彼の作品も是非目を通してみてください。

ミレー 昼寝の絵画はこちら

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フランソワ・ミレー ( 1862年7月14日 – 1918年2月6日)
フランソワ・ミレーは、「農民画家」と呼ばれ、バルビゾン派という風景画の絵画グループの一翼を担う画家です。

【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
ミレー:夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い
ミレー:落穂拾い
ミレー:晩鐘
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落穂拾いと小銭拾い

ミレーといえば『庶民派』 というイメージがあるのではないでしょうか。
この落穂拾いもそうですが、彼の作品にみられる農民や生活を描いた作品は、種まく人などもそうですが、大地とともに生きる農民の姿を、崇高な宗教的感情を込めて描いたものが多いですね。

この落穂拾いもミレーの代表作です。
ちなみにタイトルの小銭拾いですが、最近自動販売機で小銭を入れようとした瞬間に誤って小銭を落とし、溝にはまってしまいました。
小さいときなどにこの自販機の下などの落ちているお金を探したり・・。などは小学校などでどきどきしながらやろうかやらまいか悩んだことはありましたね。もちろん今はやってないですよ!まさに小銭拾い。

■ ミレー■
「農民画家」と呼ばれ、バルビゾン派という風景画の絵画グループの一翼を担う画家。この作品は彼の屈指の名作として知られています。農地に落ち残った稲穂を拾い集めるという姿が、「ほっとする郷愁」を香らせています。

昼寝

朝早くから働き出し、いくつもの麦を収穫した山を日陰にして
くたくたになった身体を休めている。

そんなひと時からも、働く人の姿がみえてきます。
この後の作業のための、つかの間の休息。

人々の誠実な生き方が、心に響きます。

昼寝の絵画はこちら

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夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い

羊飼いは羊の群れを連れて、牧草を求るために
次から次へと場所を移動していきます。

畑仕事はしませんが人影のない広い大地を、
夕日を背にした羊飼いと、それに従う羊の群れの姿が
まるで神話の一場面を見ているかのように感じられる。

ミレーと同じように美しい自然の中の、神秘的なこの光景に
魅了されます。

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祖父の思い出

この絵画を描くといつも、祖父を思い出します。
ミレー 種をまく人
ミレー: 種をまく人
ミレーの種をまく人は画面のサイズから構図までほとんど同じと言っていいほどよく似た2つのバージョンがあることは、よく知られています。細部までほとんど同じと言ってよいくらい似ています。
ひとつはボストン美術館所蔵のもの。もうひとつは山梨県立美術館に所蔵されています。しいて言えば、ボストン美術館所蔵の絵の方が人物の輪郭線がはっきりしているのに対して、山梨美術館所蔵の絵は絵具が厚く塗られ、筆使いが荒々しいタッチで背景の黄色が目立つのが特色です。
この作品の精神的な背景として、キリスト教の聖書の一節が指摘されています。神の言葉が人々の心の中に蒔かれると、いずれ芽を出す。そして永遠の命への実を実らせ、その実を神様が刈り取り、天の御国へと入れてくださるという内容です。
この力強さ、どっしりとした感じ、長靴を履いてどすどすと
田んぼを歩きまわっていた、祖父を思い出します。
厳格で自分に厳しくすごい人でした。
このミレーの種をまく人は「勤労は神聖である」との考えから
岩波書店のシンボルマークとして採用されているそうです。
僕も頑張って神聖な気持で絵を描き続けたいと思います。
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星月夜

先日、またまた、営業さんがやってきて、話をしていると、
大阪市内では、星がほとんど見えないらしい。異常気象のせいなのか、
街が明るいからなのかわからないけど、
彼女と夜景を見に行く時は隣の県まで行くらしい。
僕の住んでいる地域では、まだ、夜になると星が見える。
一緒に見る相手がいないので、特に気にもしたことがないけど・・。
そんな素敵な星空を描いた絵画を二枚紹介します。
ミレー: 星月夜
ミレー: 星月夜
ゴッホ: 星月夜
ゴッホ:星月夜
どちらも星月夜というタイトル。
ゴッホは、ミレーの絵画をモティーフに絵画を描いていた。この絵画もそうなのかもしれないな。
知ってる人がいたら教えてください。
全くタッチが違う二つの絵画ですが、僕は両方とも大好きです。
窓から星が見れない方、星の絵画で夜空を楽しんでみませんか?
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格差社会

いまさら、こんな話題って言われそうだけど、
今日は格差社会について書いてみたいと思います。
最近、よく格差社会だって言われている。
僕自身社会の地位は、本当に低いと思う。
それでも、今の日本は、『努力』したら報われる環境だと思う。
努力が嫌で怠けて、社会のせいにだけはしたくないって僕は思う。
なんて、えらそうにって感じですが・・・
なぜ、僕がこの話題に触れたのかというと、1枚の絵画を紹介したかったからです。
落ち穂拾い
ミレー:落ち穂拾い
僕はここのページのコメントに『ほっとする懐かしさ』と書かせてもらっていますが、
本当はそんなことはない。
この絵画は、畑の所有者から許可を得て、自分たちが食べる麦を拾うもっとも貧しい農民を描いてる。
落ち穂拾いは、貧しい農民に許された『施し』だった。
この時代、どんなに努力をしても、きっと生まれたときから人生は決まっていていつか『努力する』ということもあきらめてしまうのではないだろうか。
そんな彼女の姿を美しくあたたかく『ほっとする懐かしさ』を表現して描いてくれたミレーは、本当にすばらしい画家だと思う。
どんな高い地位に生きる人ですら、人を見下すことはあってはならないと思う一枚です。
まあ、僕はそんな高い地位になれることはないんだけど・・。笑
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