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ルドン「輪光の聖母」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。

今回はルドン「輪光の聖母」についてお話したいと思います。

ルドン「輪光の聖母」</

オディロン・ルドンは19世紀-20世紀を生きたフランスの画家です。

時代的に象徴主義に分類される事も多い画家ですが、他の象徴主義の画家が光の効果を用いて日常的な風景を表現したのに対し、ルドンはモノクロの世界にうごめく幻想的な世界を表現していた異質の画家とも言えます。その独創的で孤高で神秘的な作風から象徴主義の文学者達から厚い支持を受けていました

その様に独自の世界を切り開いていったルドンも50歳を過ぎた頃、突如黒のみで描かれた版画から色彩豊かな画風へと変化していきます。

「輪光の聖母」は作品に色彩を加えるようになった直前、または直後に描かれた作品とされています。
深い青に包まれた夜の水辺に浮かぶ小舟、その中でたたずむ輪光の光に包まれた聖母マリア。
聖母マリアは輪光にうっすらと輪郭だけ照らされているだけで、表情もしぐさもまったく見ることができません。また小船の先付近から黄金の草の芽のようなものが右側へと伸びており、聖母の乗った小船の行き先を示している様にも見えます。

他の宗教画とは違い、この絵に存在する圧倒的な静けさは、ある種見る者に不安を要素を感じさせますが、明部と暗部を極端に対比させ、深い闇の静けさの中にある眩い光に照らされる聖母、不安な幻想性がいっそう印象を強くして聖母マリアの神秘性を際立たせているのではないでしょうか。

静寂を感じさせる深い青の色彩の中に浮かぶ眩い光、それらの強い対比の表現は見る者に心象的な感動を惹き起こしてくれます。

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ルドン: 青い花瓶のアネモネとリラ

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はルドン「青い花瓶のアネモネとリラ」について記載してみます。

”ルドン「青い花瓶のアネモネとリラ」"この作品だけを見ると平和な静物画のようですが、ルドンの過去の作品を知っていますか?
その頃の作品のタイトルは最近人気の漫画原作のアニメのタイトルにも使われています。
そのアニメに出てくる花のモデルとされている作品である
『「起源」 Ⅱ. おそらく花の中に最初の視覚が試みられた』
その作品を踏まえた上でこの「青い花瓶のアネモネとリラ」を鑑賞すると不思議なイメージに苛まれます。

ルドンは印象派の画家たちと同世代でありながらも、その作風や主題は他の画家と大きく異なっていました。
光の効果と共に都会の生活や風景を描いた印象派の画家たちに対して、ルドンはひたすらに幻想の世界を描き続けました。

この作品にみられるような鮮やかな色彩での表現を取り上げ始めたのは50歳を過ぎてからのことです。

ルドンの絵画をお部屋に飾って、一見平凡な構図に見られるその奥の幻想の世界を感じてみませんか。

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ルドン「神秘的な対話」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はオディロン・ルドン「神秘的な対話」について記載してみます。

ルドン「神秘的な対話」
オディロン・ルドンは19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの画家です。

彼の生まれはボルドーでした。ルドンの本名はベルトラン・ジャン・ルドンと言いますが、彼は父からもらったその名よりも母の通称のからオルディロンの愛称を好み、生涯その名で呼ばれていました。

ルドンの活躍した時代は、印象派の画家が多く活躍した時代でしたが、彼は印象派の画家とは全く異なる画風やテーマを描きました。光を追求していた印象派などの画家とは異なり幻想・空想の世界を描きました。
そのためルドンは象徴主義の画家として分流されることが多くありますが、彼は20世紀初頭かけての西洋絵画の歴史的転換点を、独自の道を一人歩んだ孤高の画家だと言えます。

「神秘的な対話」は彼の描いた作品の中でも比較的に色鮮やかな作品の一つです。しかし明るい色使いも印象派の光を捉えて描くというものとは異なり、実に幻想的な色使いで描かれている作品です。描かれている二人の女声は神殿のような柱の中でひっそりと語らっています。一人の女性は目を伏せてしまっています。一体彼女たちの間でどんな対話がなされているのが、非常に謎に満ちています。

幻想的な色の世界の中の二人の不思議な女性、宗教画のようでありながらも、神秘さの中に混沌としたものを感じさせる作品です。
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ルドン「輪光の聖母」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はルドン「輪光の聖母」について記載してみます。

フェルメール:真珠の耳飾の少女オディロン・ルドンはフランス象徴主義を代表する画家で、1840年にフランスのボルドーで誕生しました。
病弱で内向的な子供で、幼少期から絵を描かれていたそうです。

ルドンは印象派の他の画家たちと同じ時代に活躍をしていた画家ですが、作風やテーマは大いに異なっていました。
光の効果を追求して、都会生活の1コマや、フランスの風景を題材にしていた画家たちに対し、ルドンはもっぱら幻想の世界を描き続けました。

「輪光の聖母」はルドンが白と黒の世界に没頭した時代を経て、色彩を用いる直前又は直後頃に制作された作品です。
聖母マリアが小船に乗りながら闇の中で光輪の眩い光に包まれ、聖母マリアの仕草や表情を一切確認することができない様子を描いています。
光輪によって聖母マリアの神秘性がより際立っています。
そして、上部にある紫色と茜色の雲ですが、褐色の空が広がり、観る者に不安定な幻想性を与えます。

明部と暗部の強い対比による神秘性の効果的な表現。静けさを醸し出す青色、心象的な感動を惹き起こす光の表現、これらは、白と黒の世界に没頭し、想像力を磨いたからこそ生まれたルドンならではの色彩感覚だと思います。

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ルドン「青い花瓶のアネモネとリラ」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はルドン「青い花瓶のアネモネとリラ」について記載してみます。

”ルドン「青い花瓶のアネモネとリラ」"ルドンは19世紀から20世紀にかけて活躍したフランス画家です。
印象派の画家達と同じ世代を生きたルドンでしたが、彼はもっぱら幻想の世界を描き続けた孤高の画家です。
断頭や目玉などのモノクロの版画を描いていましたが、晩年は鮮やかな色彩を用いるようになり、中でも鮮烈な色彩で描かれた花瓶の花の絵のパステル画がよく知られています。

ルドンの手がける花の作品の特徴は、写実性を感じさせながらもどこか儚げで幻想的なところです。
強く明確な色彩で描かれているにもかかわらず、立体性には乏しく、まるで平面的構成が強調されているかのようです。
さらに輪郭が明確である花と背景に溶け込むような花とのおぼろげな差異が、不可思議な感覚を与えます。
この視覚的効果こそ、ルドンの目に映る精神的世界そのものでもあり、私たちに強い印象を残します。

「青い花瓶のアネモネとリラ」は、たっぷりと生けられた色とりどりのアネモネと、青白いリラ。
黄色の菊やミモザなどは現実の花でありながら、柔らかな光を放って夢のように咲いています。
それに対し、深く沈み込むような花瓶の色彩がとても幻想的な作品です。

絵画を見つめていると、深く吸い込まれるような不思議な感覚がします。
深みのある「青い花瓶のアネモネとリラ」は、お部屋を印象的で落ち着いた空間にしてくれるでしょう。
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ルドン「輪光の聖母」

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今回はルドン「輪光の聖母」について記載してみます。

ルドン「輪光の聖母」この作品はルドンを代表する宗教主題作品の一つで、またこの作品が書かれたのはルドンが黒の時代を経て、色彩を見出す直前、もしくは直後だと言われており、イエスの母にして聖母であるマリアが小船に乗りながら闇の中で光輪の眩い光に包まれる姿を描いた作品です。

画面の左端に書かれたマリアの表情やしぐさは、あまりにも強い後光を浴びてしまい深い影の中に包まれて判別することはできません。しかし、そのまばゆいまでに輝く輪光の光によってシルエットだけが幻想的に浮かんでいる神秘的な作品です。
またその光を浴びて、船の先から延びる草の蔓が黄金色に輝き、まるで聖母を導いているかのように感じ取れます。

この作品に対してルドンは「暗く褐色の空に紫と茜色の雲。左側の小船には後光に照らされた人物が乗っており、船首からは金色の草の芽のようなものが伸びている。燐光のようなものを放つ青い水の上には鬼火のようなものがある。」と述べています。

この作品の明暗の強い対比による神秘性の効果的な表現や心象的な感動を惹き起こす光の用法は、ルドンの色彩家としての才覚を明確に感じることができる作品だと言えます。

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オディロン・ルドンとジネティーヌ・ジダン

■ オディロン・ルドンとジネティーヌ・ジダン ■

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。今回は「オディロン・ルドンとジネティーヌ・ジダン」について記載してみます。

ジネティーヌ・ジダン、と聞けば誰かわかりますでしょうか。そうです、かの有名なフットボーラーのジダンのことです。ジダン選手といえば、誰もを魅了するボールテクニックを持っていることに加えて、その風貌、特に若い頃から髪の毛が薄くてちょっと目立つ存在だったことが印象的な選手でした。

フランスワールドカップでフランス地元が優勝した際にも、ジダン選手は大活躍して決勝戦のブラジル戦でもゴールを決めるなど活躍し今やフランス国民の中でも、また世界のサッカーファンの中でも英雄の1人になってます。ちなみに今回ご紹介するオディロン・ルドンですが、フランスの方の名前の特徴に「ン」がつく方が多いですね。オディロン・ルドンもそうですし、デシャン、ナポレオン、ジダン、などなど。

オディロン・ルドンの絵画ですが、印象派の画家と生きた時代は同じで印象派のような雰囲気があるのですが、その内容は印象派とはまた異なります。オディロン・ルドンは見て描く、絵画ではありません。見て描いている部分もあるのですが、想像上で描いている作品が多いのです。空想の世界といえばいいのでしょうか、現実にはありえないような想像を見事に絵画として表現しているルドンの世界があります。

子供頃などに空想の世界に没頭したことはありませんでしたか?その世界を見事な表現で描いたルドン絵画の世界観を感じたいものです。
岐阜県美術館にはルドンの作品があります、今度岐阜に行った際には見てみたいですね。

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【今回ご紹介した画家】
・オディロン・ルドン(1840-1916)
・「神秘と幻想の画家」ともいうべくフランス象徴主義を代表する画家

【絵画販売ドットコムでのルドンの作品】
「ルドン: アポロンの戦車とドラゴン」
ルドン:オフィーリア
ルドン:長首の壺の草花
ルドン: 青い花瓶のアネモネとリラ
ルドン:神秘的な対話
ルドン: 輪光の聖母
ルドン:ペガサスに乗るミューズ
ルドン: 青い花瓶の花
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