Pocket

DSC_1420

今週も、終わりが見えてまいりまして、
先日の地震、
最近の大雨。
「自然」をおおいに感じるひと月です。

人間の営みを大きく外れた物は災害になって、
人の心に順応したものは癒しになる。
自然とうまく生活出来たらいいのだろうなぁ。
と思いながらの、会社内でのブログ更新でございますが、

本日、東北研修ブログの最終日です。
じっくり思ったことをつづらせて頂きます。

1.NPO法人の復興支援をされている方と話してみました。
2.ボランティア団体さんと復興
3.東北研修を経て


1.NPO法人の復興支援をされている方と話してみました。

浜を歩いた後には、
NPO法人レスキューストックヤードさんの
「きずなハウス」

そこで、スタッフの方、おふたりの震災体験をお話しいただきました。

実際に震災に被災された方。
震災を知り、力になれないかと行動を起こした方。

いろんな立場の方がいらっしゃいます。
そんな中でも、
被災された方の物資的なケアと心のケアをする場所として、
この施設があると伺いました。

20180628_152317843

↑きずなハウスの方とのお話の様子

先日の、役場でのお話しでも、
七ヶ浜町としての取り組みについて少し記載をさせていただきました。
詳しい資料や数値などは、町役場発の資料をみていただくと実感ももてるかと思うのですが、
計画をすることも、
実際にインフラを整備したり、
建物や物資といったモノを補っていくことにも、
多くの人の力が必要になります。
その課題を解決するためには、
ボランティアの力、町の外の力が必要になります。

七ヶ浜町には実際に、
述べ8万人を超える方がボランティアとして参加されたとのことです。

人が増えれば増えるほど、力を発揮する。
そのために、必要な事は、
チームとしての力です。

このブログをご覧になっている方で
ビジネスに携わっているか方も多いかと思いますが、
復興も大きなプロジェクトです。
そのプロジェクトをうまく進行していくために
必要な知識や人の受け皿が
町や県だったり、
ボランティア団体ということになるのです。

多くの人が力を貸してくれることも大事!
ボランティア団体、大事!


2.ボランティア団体さんと復興

みなさん、
復興というと、どれくらいの期間を考えられていますか?

阪神淡路大震災からは、およそ20年。
熊本地震からは、2年。
各地では、新潟中越地震やほかの地域でも大きな地震、
土砂崩れや大雨、水害といった様々なことで、
ボランティアの募集が行われ、
復興に多くの人が協力しています。

「復興」といわれる期間はどれくらいなのでしょう?

ひとつの区切りは、10年。
これは、行政の立場でのひとつの区切りです。
すべてのことが10年でどうにかなったいる。
ということではなく、
10年を一旦、復興の区切りにしましょう。といった話らしいのです。
僕自身の思いとして、「今、訪れてほしい」といったのも、これが理由です。
10年が過ぎると意識も大きく変わるのではないかと思います。

それでも、
変わらないこともあります。
「被害はなかったことにはならない。」
「なくなったものが全てもとにもどるわけではない。」
だからこそ、
NPO法人レスキューストックヤードのみなさまは、
その場所に施設を根ざし、七ヶ浜のみなさまとの生活をケアされているのだと思います。

「ソフトとハード」
というと、WEB業界の人間では、パソコンを思い出すのではないでしょうか?
今回、お話しの中で、その言葉を使いました。
ハードは、インフラや建物、生活基盤という意味で。
ソフトは、住んでいる人たちのコミュニティや精神面という意味で。

復興のむずかしさの中に、
被害の状況が違うということがあります。
建物であれば、全壊、半壊、一部損壊などと被害状況をカテゴライズしますが、
半壊と一部損壊の線引きにだれしもがなっとくできるわけではないでしょう?

それが、受けた心の痛みともなれば、
他者と比較しようにもできない。それが
根幹にあるから、復興はむずかしい。

きずなハウスは、
子どもから大人(若い方も、もちろん年配の方も】
まで地域住民の交流の場となり,
その気持ちによりそうためにある。

その気持ちの違いを理解したうえで、
復興課題の一つであるモチベーションの向上に寄与するために
あるということです。

DSC_1420

↑七ヶ浜町のキャラクター、ボーちゃんを模したボーちゃん焼き
あんこ・クリーム、その他、味もございます☆
施設内での駄菓子販売や地域でのイベントも開催しています。

今もなお、そして、未来でも、よりそう人がいる。
長く先を考えて、人の力になれることの
すばらしさを感じました。


3.東北研修を経て

僕自身の言葉でまとめてきた東北研修ブログでしたが、
七ヶ浜町を訪れ、そこでたくさんの人に出会えたことで
多くの観点を知り、震災復興についての理解を深めることができました。

出会えたみなさまの心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

人生、みなさま、自分自身のタイミングで
スタートして、いつかおわりをむかえる。
それは常なのだと思いますが、その過程で経験される様々なできごと、
中でも、被災されたみなさまにとって、
震災が大きなできごとになっているのだと感じました。

被災された方々の、復興を願うと共に、
これからの未来が明るくなることを心から祈っています。

人に対して、場所に対して、深く知ることができた。
それが、僕自身の大きな財産にできるように、
これから生きていけるようにがんばろうと思います。

また、経済でも、WEBの力でも、
なにか力になれること、探していけたらと思います♪

一週間連載をさせていただきました、この研修ブログ。
御拝読いただきまして、ありがとうございます。
これからも、ブログ掲載をしていきますので、
どうぞ、よろしくお願いいたします。

クボツーでした。


東北研修ブログのバックナンバーはこちら↓↓↓

東北研修@クボツーのブログ
「震災を知る1@東北研修BLOG~七ヶ浜町から辿る震災復興~」
「震災を知る2@東北研修BLOG~七ヶ浜町役場へ~」
「震災を知る3@東北研修BLOG~七ヶ浜町グルメ&歩いてみる~」

東北研修@オダさんのブログ

「七ヶ浜より震災復興の今を知る」

Post Navigation