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iPhone6の「スクリーン大型化」

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SEOマーケティングの未来を読む~クレアネット通信vol.106
iPhone6の「スクリーン大型化」2014.08.28

【1】Jリーグのデータや動画などがすぐみれる
140828
クレアネットの谷です。

ちょっと前の日経記事にありましたが、サッカーで言うデータ について、早急にもIT活用によって力を底上げしてW杯で勝てる チームに改革をという話でした。
このブラジルワールドカップでちんちんにやられてしまって さすがにみていても「ちょっと実力差があるわな」と楽観的な私も 普通に感じたわけでして、それがみんなの共通感覚でした。
そこで、「W杯で勝てるチーム」には何が必要なのかを、 徹底的に分析して改善を行おうというものがこの話の要旨。
優勝したドイツと比べて、例えば、
・パススピードが違う
・走行距離が違う
・ダッシュの割合が違う
・30m内のパスカット率が異なる
・アタッキングサードでのシュートまでのパス本数が違う
などデータを駆使すればすぐに出てくるわけで、違いを発見した後 にその方向で改善を促すベクトルを決定するわけです。
また、データを共有すれば、 いわゆる「この弱点は捨てる、ただここだけは勝つ」という 戦略が立てれますし、みているお客さんも楽しめます。
ボールポゼッション率最近画面に出ますが、 「だから何?」と言われると基本ベースはポゼッションが高いほうが いいとか言いますが、ポゼッション勝って試合に負けることもあると あまりどうかとなりますので。
ただ、データをみるのはそれだけで楽しいんです。 だからこそ、お客さん満足からすれば、こういったデータは 多く出してもらえるほうがいいですね。
みるほうは基本「勝ったチームのデータ」ですが、 「負けたほうのデータ」をみるのも面白い。 そうすると比較から差異が生まれます、 差異がわかればトレーニングできます。アクセス解析と同じです。

【2】WEBマーケティング4コマ漫画

■ 第112話 4C分析

■ 第111話 4P分析

【3】発売目前iPhone6の「スクリーン大型化」に関するあれこれ

AppleはiPhone6の発表イベントを9月9日(火)に開催し、同月に販売するようです。液晶パネルは、ジャパンディスプレイとシャープが受注したようです。昨年に発売されたiPhone5cや5sと比べ、部品発注数が3〜4割も多いため、どちらの工場もお盆休みを返上してフル稼働を続けているとニュースになっていました。iPhone6は旧型のそれよりかなり性能がアップし、厚さも
だいぶ薄くなっています。
しかし、もっとも大きな変更点は、画面のサイズです。画面サイズが従来に比べて大型になり、4.7インチと5.5インチになるそうです。初のiPhoneの画面サイズは3.5インチ。2012年発表のiPhone5で4インチになり、iPhone5sもiPhone5cもそのままでした。
ですので、iPhone 6の5.7インチというのは、かなり大きくなったと感じます。今回のメルマガでは、このiPhoneのスクリーン大型化について調べ、考えを述べてみました。

■以前から囁かれていた「iPhoneのスクリーン大型化」

iPhone以外のGoogleのAndroidを搭載するハイエンドスマートフォンは、Nexus 5やXperia Z1のように続々と大型端末が登場
しており、今年のモバイル市場のトレンドは「5インチクラスでフルHDディスプレイ」でした。
ですから、今まで小さめだったiPhoneの4インチディスプレイが、iPhone 6で4.7インチになるのは、大きな変更と言えるかもしれませんがそこまで不思議でもないんですね。
しかも、新型iPhoneのサイズが大きくなることは、実は去年からウワサされていました。iPhone5sが発売されるより前の、2013年6月には、「2014年に発表されるiPhoneは2種類で、液晶サイズは4.7インチと5.7インチ」とロイター通信によって報道されています。
スクリーン大型化の波がその時から始まっていたのかもしれません。

■大画面のメリット

iPhone6で実現されたスクリーン大型化にはどのようなメリットがあるのでしょうか。まず最も大きなメリットとして、文字が見やすくなることが挙げられます。メールやニュース記事を見るとき、大画面なら文字の視認性や可読性があがりますし、文字入力の際も、キーが大きい方が楽でしょう。年配の方や、老眼の方に特に喜ばれるかもしれません。
次に大きなメリットは、ウェブページや動画、地図が見やすいこと。今までのiPhoneのように、画面サイズが4インチクラスのスマートフォンでは、パソコン向けのウェブページを表示した場合、文字が小さくて読みづらいことがしょっちゅうでした。
地図を見る場合、同じ縮尺でもより広範囲を確認することができますし、拡大すればより詳しく目的地の付近を確認
できますから、大変便利です。
また、スクリーン大型化でホーム画面が大きくなれば、その分だけアイコンを並べることができます。電子書籍は7インチクラスのタブレットを想定しているため、スマートフォンでは読みづらいという人が大勢います。そういった人たちにも歓迎されるでしょう。スマートフォンアプリも大画面の方が操作しやすく楽しめるのは、言うまでもありません。

■大画面スマートフォンに関する海外での調査結果と分析

iPhoneが一番人気である日本では実感しにくいかもしれませんが、海外では大型スマートフォンの人気が高まっています。
アメリカの調査会社IDCの報告で面白いものがあります。iPhoneなどのスマートフォンより大きく、iPadなどのタブレット型端末より小さい、5〜7インチのタブレットは「Phone」と「Tablet」とを掛け合わせ、「ファブレット」と呼ばれています。
このファブレットと呼ばれる端末の2013年7〜9月期の出荷台数が、スマートフォン市場全体の21%に達したというものです。
前年同期はたった3%だったそうですから、5〜7インチサイズの端末がいかに急成長しているかがよくわかります。
スマートフォン市場で成功しているAndroidスマートフォンの開発メーカーのほとんどは、この5〜7インチのファブレットを市場に投入していたと指摘する専門家もいます。
調査会社Piper Jaffrayのアナリストは、こう語っています。
「アメリカで、AppleのiPhoneではなくAndroidのスマートフォンを選んだユーザーは、その理由として、スクリーンサイズを最大要因のうちの一つとしている」
「ハイエンド市場において、スクリーンサイズは、消費者をiPhoneから離れさせる最大のファクターだと言える」
面白いことに、この傾向は、特にアジアにおいて顕著だそうで、調査会社Cantor Fitzgeraldのアナリストも同様のことを言っています。
「アジア方面では、ユーザーは4〜5インチのスクリーンを選好している」
「このためAppleは、せっかくの市場シェアを取りこぼしている」
「直近の過去18か月間で、4〜5インチ超えのスクリーンサイズのスマートフォンは急成長を続けている」

■「2013年度 スマートフォン購入者の満足度調査」

毎年、様々な特徴や機能を備えたスマートフォンが発売されています。日本のユーザーがスマートフォンを選ぶ際、何を重視するのでしょうか。
それがよくわかるのが、MMD 研究所が発表した、「2013年度 スマートフォン購入者の満足度調査」です。2013年の1年間におけるiPhoneユーザー1000人と、Androidスマートフォンユーザー1000人とを対象に、2013年11月25日から11月27日に行われた調査です。
その結果を大まかに言えば、こうなります。
・iPhoneユーザーが購入の際に重視しているのは「操作性」「ブランド力」
・Android スマートフォンユーザーが重視するのは「画面サイズ」

■「画面サイズ」にこだわるAndroidスマートフォンユーザー

この調査の結果を、もう少し細かく見ていきましょう。端末購入時に重視する(した)項目に「画面サイズが大きいこと」と応えたiPhoneユーザーはたったの16.5%に過ぎないのに対し、Android スマートフォンユーザーは最も多い42.9%がそう応えています。
また、Androidスマートフォンユーザーを対象に、画面サイズ、バッテリーの持ちなど11項目を「満足」から「不満」までの5段階評価で選ばせた調査の回答では、「画面サイズが大きいこと」では、「満足」「やや満足」を合わせ79.8%と最も満足度が高い結果に。「端末購入時に重視する点」では、「画面サイズが大きいこと」と回答した人が42.9%で最多。(ちなみに「バッテリーの持ち」が40.9%、「操作性の良さ」が35.0%)
「以前所有していた端末と比較し満足している点」では、「画面サイズが大きいこと」が50.3%。画面サイズに関するAndroidスマートフォンユーザーの満足度は、どれも高い数値になっています。iPhoneユーザーがほとんど画面サイズを気にしないのに対し、Android スマートフォンユーザーは、画面サイズを購入の際に最も重視し、実際にその大きさに満足していることがわかります。iPhoneユーザーとAndroid スマートフォンユーザーの、画面サイズに対する対照的な考え方がこの調査で浮き彫りになっています。

■スクリーン大型化と企業

スマートフォンのスクリーン大型化という傾向は、スマートフォンやタブレットの普及により急成長を遂げているモバイル広告関連企業にとっても朗報です。大型スクリーンであれば、ユーザーが必要とする情報量を維持しつつ、また動画を楽しんだりアプリで遊ぶユーザーの邪魔をすることなく、よりたくさんの広告を出すことが可能になりますからね。広告のサイズに悪戦苦闘しているモバイル広告関連企業にとって、スクリーンの大型化は好都合なのです。

■ますます増えるかもしれないiPhoneユーザー

片手でスマートに操作できる利便性がiPhoneの魅力だ、現在のiPhoneの大きさが最適だ、という人も大勢います。(特に手の小さな女性はよくこう言いますね)
しかし、大型スクリーンを求めているユーザーが多いことは、調査結果で明らかとなっています。大型スクリーンのスマートフォンが欲しいから、Androidスマートフォンを選んだ。そういったユーザーを、5.7インチクラスのiPhone6によって、Appleは奪うことが出来るかもしれません。iPhoneの人気が特に高い日本では、よりその可能性が高いでしょう。
今回のiPhone6のスクリーン大型化により、日本の多くのAndroid スマートフォンユーザーが、iPhoneに鞍替えするかもしれませんね。

まとめ

iPhone6では、プロセッサもWi-Fiも大幅に性能アップしています。また、AndroidスマートフォンにあってiPhoneにはなかった筆頭に上げられるのが「おサイフケータイ」なのですが、iPhone6にはNFC(近距離無線通信)チップが搭載されモバイル決済も可能となるようです。また、TouchIDと呼ばれる指紋認証も機能改善され、NFCとあわせて「指紋認証によるモバイル決済」も可能になると言われています。までよりも大型スクリーンで見やすく、サクサク動き、簡単にモバイル決済できる。
そんなiPhone6のおかげで、オンラインショッピングを行うユーザーが増えれば、モバイル広告企業やそれに関連するIT企業も仕事が増えるでしょう。IT事業に携わる身としては、今回のiPhone6の動向から目が離せませんし、何か新しいビジネスができるようになるのではないかと期待し、考えをめぐらせています。
記載:クレアネット谷

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(次回につづく)

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