生業(なりわい)が企業文化を決める


うちは、サッカー型経営組織を意識しています。

サッカーって決まり事もフォーメーションもあるのですが、いざ試合が始まるとかなり流動的に動く必要があるスポーツで、その現場現場で個人が判断力を高めて行動をしないといけなくなります。右サイドに敵の中心選手がいる場合にはどのように動くべきなのか、とか、サポートはどう、フォローはどうなと監督・コーチ・選手間で話し合いはあってもコーナーキックやセットプレーの時の決め事とまた異なるケースが出ます。

となると、その現場でチーム仲間が話し合い最適な解答を導き行動するしかないわけで、ここに監督の的確な指示は介在する余地はあまりありません。動くのは選手ですから。刻一刻とビジネスは変化しますし、現場の状況もどんどん変わるのが当たり前なので、野球のように時間が止まり指示を出せないんです、なので裁量が大きくベクトル合わせは意識するけど行動を全部指示できないししない、そんな経営組織になるんです。

私自身サッカーするのですごくしっくり来てますが、これは生業(なりわい)的なもので企業文化にも近いものです。例えば金融機関で働く人たちが「ざっくりとこの辺で」とか言わないような気がしますし、「秩序」を元にして本質的に厳格に物事を解釈して行動するのが文化ではないかと。(営業はちょっと違うような気もしますが)そういった文化論でいえば、ヤナティさんが楽天は営業、サイバーさんは採用、ファンコミはネットワーク、と書いてましたし、ソニーの盛田さんはボンボンだったので音楽とか娯楽にいけたので、ソニーが生活必需品をしないのはそこ、という記事も読んだことがあります。

>> 企業DNAについて思うこと

うちが大事にするもの、意識的に行っているもの、などは「いったい何が失われてしまったら自分が自分でなくなるか」というアイデンティティの部分ですが、これは一概にはっきり言うのは難しいのですが、あえて言っていけば「コツコツ」かなと。

コツコツ。

収益逓増型モデルと労務提供型のモデルが両方ありますし、ストックとフローの両方ありますし、販売経路も複雑化しています。リスクヘッジのためだけではなく、それぞれの分かれる事業ごとに収益が出るのならそれぞれ改良ができ、それぞれ「コツコツ」すれば次のステップにつく、というのがわかっているので所有でもなく、クラウドでもなく、事業形態だけでもなく、コツコツできる業務に特化しているのが特徴ではないかと思います。

そうなると、人にスキルや経験がついていく事業がふさわしく今の形態になっているような、もっとふさわしい言葉も考えもあるのでしょうが、人は見えても自分は見えない、なのでこんな感じかと。着実に成長するようなものでないとあまり積極的に扱わない、派手ではないけど堅実、このへん。マグロ漁船のような一攫千金ビジネスも魅力ですが、企業DNAにはちょっとあわない。

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