ガーバーさんの違った角度からの質問

有名なガーバーさんの本です。ガーバーさんの違った角度からの質問はいつも貴重な指摘が入っています。いろんなバイアスもかかるのですが、大きな指摘はたくさんあります。この本にはなかったのですが、面白い!と思えるサービスを始めている本屋さんがあって、その名を「いわた書店」さん。

このいわた書店さんの店長岩田さんは、本をお客さんの趣味などにあわせて送るそうです。それも1万円分、まさに本のコンシェルジュ。小説が好きといっても推理小説から海外モノに日本のもの、人が死なないものに死ぬものもあります。
また刑事ものでもコロンボみたいなものもあれば、コナンやビブリア書店などちょっと世代が若い人向けというのもあります。今年は670件注文が入って受付中断したとか、これはすごいですね。

選書なのでそれほど売上につながらないとは言うものの、本を楽しんでもらう、という原点から考えれば素晴らしいものです。ファンを作る意味でも何となく一度試してみたい気もします、店舗の本屋さんなら商圏も限られるからこそ、「商圏を意識しないで済む商売」で考えれば、アマゾンなどの新書やたくさんの本の中の「あなたにふさわしいいい本をチョイス」は素敵です。

頼んでないのですが、もし依頼して、『絶滅企業に学べ!』 という本を最近読みましたが、これを1万円であるだけ送ってこられたら、これはこれで叱咤激励に取るか、ピンチをチャンスに買えよという教えなのか、少し悩みそうです。うん。本屋の「商圏を意識しないで済む商売」何かないの?はこれは角度のい質問だから出てくるもの。

参考 >> 小さな田舎町の、全国から注文が殺到する本屋さん『いわた書店』

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