目的的思考を遡って掘り下げれば見えます。

そろそろwebサイトリニューアルでも、ということもよくあります。なぜリニューアルしますか？その目的はどういったことにあるでしょうか？ webサイトリニューアルを依頼して完成しても、作ったからといってお問い合わせがどんどん来ることもなければ、商品がびっくりするくらい売れるようになるわけでもないわけで。

「何のためにwebサイトリニューアルしますか？」 この質問にはいくつかの答えがあると思います。
・問い合わせを増やしたい　・見積もり請求を増やしたい
・資料請求を増やしたい　・お店などに来客を増やしたい
・とりあえず安くてもいいからかっこいいのを作りたい

webサイトリニューアルで来年にはネットで1億円売り上げ。このようなクライアントの相談を受けることがありますが、その際には1億円まで届くためのプランニングを考えます。

オンラインでは、独自ドメイン取得、大規模なサイト制作にSEOを絡め、PHPなどで顧客管理も行うバックヤードを構築し、SEMなどPPCとバナーなどインプレッション広告などのネットプロ モーション、テレビや雑誌などのメディア露出に加え、出版によるバイブル商法まで行えば1億くらいになってくるかなと思います。もちろん広告宣伝費用で1 億に近い費用がかかっても、リピーター促進によるアップセルとクロスセルにより見込みが見えることが前提ですが。webサイトがよくなって終わりでは売 れても月に数百万が限度です。

webサイトが最終ゴール地点としてもいいですが、そこまでのユーザーのアクセスは検索エンジンであったりメールマガジンであったり、雑誌などオフラインであったり様々なものを俯瞰の目で見ることが大事です。作っただけで売れるほど楽なものはありません10年前ならともかく、今現在ネットを使ってビジネスに直結したwebサイトを作ろうと思うと、作るだけでは厳しいものになっています。

webサイトリニューアルは最低条件です。いいwebサイトでも、制作完成後、問い合わせフォームから来るお客様のメールに対してどのように応えていくべきなのか。こんなこと考えても目的がそもそもない場合もあるんで、そういう場合は全面的に変えるのがよい気もします。今のサイトを使うことがいいことなのか、ユーザー視点から考えるのがいいことなのか、変化がいいのか、現状維持がいいのか、変革か時期を待つのか、知ったことをすぐに行動に移す知行合一が行き過ぎることもあれば、熟慮が時代を捉え切れていないただの評論家に成り下がることも。ただ、目的から遡れば時代に合わせたリニューアルは必須です。