俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

最近よく使う言葉なんですが、「差別化」よりも『優位性』のほうがしっくりきます。差別化は一瞬と言う感覚なんですが、優位性は企業文化や考えやソフト面の視点が多く含まれているように感じるわけで、1つや2つのいい部分ではなくて総合的なあわせ技で一本のようなイメージです。柔道で言えば有効をしっかり稼いで技ありもとって寝技と関節も決めるような、その分耳は餃子のような耳になりますがそれが勲章のような。

そういうわけで優位性に関して流行の俺の~のお店。美味しいらしいですよね、まだ行ったことがないのが残念ですが機会あればぜひ行ってみたいお店です。それよりも坂本さんがブックオフで創業から社長として上場まで駆け上がったことや、そこから退職してグルメの分野でまた成功されていること、そういったことのほうがすごいなと感じます。ブックオフの退任のエピソードは少し触れられていますが、稲盛塾長が坂本さんに対して厳しく叱責した話が書いています。45分くらい塾長から厳しい言葉を受け・・のくだりをみると、盛和塾の塾生だからという理由以外にも『経営者がしんどいときには踏ん張らんとあかんねや』という、厳しい中にたくさんある愛情を感じます。

そこからの俺の~成功なので、坂本さんのすごさをひしひし感じます。中にも出てきますが、料理を学んでもその料理を活かして活躍できない人が多く、料理人として生きる道を見つけるという理念は素晴らしいものですし、そこから、ジャズなどの音楽を行うミュージシャンにも活躍する機会を創ってすすめていることも素晴らしいと。坂本さん齢72歳。ぼくの2倍。日々精進精進です。

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