あんぱんまんのやなせたかし先生と利他の心

やなせさんが亡くなった悲報を聞きました、あんぱんまん、見ましたし今でもドラえもんと並んで「子供に描いて見せると自慢できるキャラクター」の1つです。
やなせさんについては69歳でアンパンマンが大ブレイクということは聞いたことがありましたが、それ以上に戦争の頃に食べれなくてお腹がすいてそのときの記憶があるので「おいしく満腹にしてくれるヒーロー」を描いたのがアンパンマンだそう。

敵味方なく「食べれなくてひもじくて」という気持ちは本当に辛いはずです。どんなに正義でも結局は食べれなければ正義でもなんでもない、だからこそあんぱんまんは最大限の慈悲の心で「さあぼくをお食べ」と言えるのだと。お腹がすいたから自分を食べてね、とは普通は言えません。(究極的な状態で,自分が死んだら食べていいよ、美味しいよ、というのはあるかもしれないですが)仕事で雇用を生む、租税を生む、未来を創る、など素晴らしい価値がありますが究極的なものはあんぱんまんなのかな、と思います。

還暦を過ぎてブレイク、そして歌も歌ったりCD出したりなど素晴らしい人生を送られたやなせ先生。そして自分を犠牲にしてお腹がすいた子供や人を救うあんぱんまん、子供に愛されてそして人生を学ぶ教材としても今でも人気のあんぱんまん。自分だけではない人のためを思う利他の心があんぱんまんだと思うんです。

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