意外に気付かない、2つの業務と職務という仕事の意味

「レイアウト移動では重たい荷物を率先して持つ」とか
「積極的に仕事の話の会話を持とうとする」 や、
「飲み会では幹事さんのもと、気配りをしながら場を盛り上げる。」

など仕事以外にも気が利く人ってよく見かけます。

仕事においては、このような部分が作用して仕事の成果が生まれる場合がよくあります。このような本来の仕事とは異なるケースを「職務」というそうです。普通の仕事と考えていることは「業務」であって、経理、営業、技術など配属された各職種ごとに異なる役割で、経理なら帳簿をつけること、営業なら営業回りなどのこと。そして、職務に関しては、その組織に属している構成員が全員共通して担う役割。

「もっと働き易い職場をつくろう」
「後輩を指導・育成しよう」
「忙しい人、困っている人がいれば、助けよう」 

などです。職務と業務を区分けすると、業務の能力がそれほど高くなくてもチームや会社としてまとまるチームワークができあがったりします。仕事は自分だけで回るわけではありません、会社の飲み会のセッティングなら、今すぐにでも出来ることですし、
場所を確保する、飲み物を積極的に店員さんに頼む、グラス空いていたら交換を店員さんに依頼する、など、あまり誰がやるのか決まってないけどあえてちょっとお世話役をすることで、気付きも増えたりします。

ある大きな会社さんでは、冠スポンサーになっているプロゴルフの大会は全て社員で行うそうです。もちろん業務外、としてするそうですが、その際にプロとして戦う選手のおもてなしや、ファンや観客の誘導なども行いながら、「気持ちのいい大会運営」のサポート裏方を行う、と聞いたことがあります。その中で縦割りではなく横の関係ができ、コミュニケーションが増え「サポートして運営を裏方で行う大変さ」など気付くわけです。実になるほどです。

改めて考えるとこの、「業務」と「職務」。業務+職務 で仕事、と考えれば足りない部分が明確に見えたりします。

※ 最も仕事のできる方では、見事なまでに職務部分もしっかりされていて一緒にいても感心圧倒されることもあります。
専門分野として業務を考えることは大事、そして職務も考えることも大事ですね。一緒に仕事をしていてお互いに。
  

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