システムエンジニアやディレクターが割に合わない仕事と感じないために

学生さんや実習生さんなど業界事情に詳しくない方といろんなことを話するのは結構好きなのですが、今の仕事の中で「プログラマー」と「デザイナー」は比較的わかりやすい仕事なので話をしていても納得もらえるのですが、そうでない仕事もたくさんあるんです。それが、ディレクターやシステムエンジニアの部分です。

ディレクターの仕事は
・プランニング業務 ・課題のヒアリング、ターゲット選定やコンセプト策 ・コミュニケーション戦略の企画、SNSなどを使用したキャンペーンの企画、コンテンツの制作
・制作ディレクション業務 ・サイトの要件定義、ラフの作成、各種クリエイティブスタッフのアサイン、発注 ・実制作のディレクション、プロジェクト進行管理
・運用・検証業務 ・サイトのアクセス解析 ・SNSのアカウント運用 クライアントの課題の発掘から、さまざまなデジタルメディアやデジタルデバイスと連携した課題解決策の提案、制作、結果の分析まで
しています。

まさにこのとおりなのですが、この説明を聞いて果たしてどれだけの方が業務理解をしてもらえるのかわからないのですが、少ないはずです。
とはいえ、本当に説明が難しい仕事柄なことに加えて「秀でたディレクター、システムエンジニア」という定義を考えていくとこれも千差万別になってきますが、仕事の範囲は非常に広いという仕事柄になります。定義が難しいのですが、この仕事が人が中心の仕事ということからすれば、現場やプロジェクトはディレクター次第で大きく変わりますし、最も重要な存在であることは間違いありませんし、ハードワークとタフなメンタルがないとやっていけないことに加えて、関わるみんなをハッピーにしたいと真剣に考え実行するディレクターは時間は多少かかってもみんなから愛されます。

「あいつが言うなら仕方ない、手伝うわ」
と周囲が助けるような存在のディレクターもいます。多くいろんな人と関わるからこそみんなをハッピーにできる仕事です。

ただそのプロジェクトのハードさで「仕事して仕事してハードすぎるのにお金入ってこなくて、仕様が不明とか納期が微妙とか社内でいわれ、顧客からはスピード遅いとかニュアンス違うとか言われ続けてくるポジションでもあったりなので疲弊して割に合わんなあ」となることも多いんです。自分自身経験では今でも昔もずっとそうです、ハードワークに対して割に合わないんです。
自分が経営者で責任あっての立場だから逃げれませんが、社員の立場なら完全に燃え尽き症候群になるはずです、だからこそいつもシステムエンジニアやディレクターが割に合わない仕事と感じないために、顧客からの満足情報やお喜びの声、顧客の商品、など伝えたり送ったりするわけです。

戦国時代にお茶が流行って茶器など流通したそうですが、戦で勝利した武将に茶器をプレゼントする信長などの大将の気持ち、わかります。領土取らないと報償金の原資が増えない、けど恩賞は与えないといけないし労わないといけない、だから茶器や毛皮や金以外のものと激励の御礼になるわけです。割に合わない仕事と感じます、けれども、周囲への配慮次第で全員からの評価を受けるポジション、部活のマネージャーのようなポジションでみんながありがたいと思われる仕事です。

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