耳ざわりよくても課題解決につながらない話

仕事の経験値が高くなると冷静で妥当な決定や行動ができる、のですが、何度も経験しているとわかってくるものですし、その経験こそがトラブル発生時や想定外の事情時に役経つものだったりします。
何でもそうなんですが、経験値を高めるときにはどうするかというと、自分の手にはちょっとハードなことにチャレンジしないといけません。

手に負えない事項があったとしても解決方法は必ずあるわけで、究極的には同じ人間が行っているようなことなので人間ができることは同じ人間はできる、という確信があったりします。肉体的に体力的に100mを10秒で走るのは難しいけれども仕事で言えばまあできます。こんな感じにいつも思っているのですが、まあできない理由を必死に聞くケースも多々あります。

・自社では難しい
・自分のタスクはたくさんありすぎて時間がない
・未経験なので能力がない、あとはうんたらかんたら

このへん強要すべきものでもないのですが、単純に何か事項があった際に「まずやってみる」ほうが100倍面白く楽しいんです。否定的な要素や問題に対して認識を促すことなんかよりも、
・現実を直視するように指導して
・苦手なことに対峙するように促して
・対処方法や事前に疑問点をしっかり教えること
などを準備することは、かなりハードワークと精神的にも苦痛であったりするわけです。特に「見て盗む」や「気付くポイントを自分で模索して抑えて学ぶ」ことを当たり前としている身分からすると、です。

あと、「大変よね」とか「まだこれは早いよね」とか、「忙しいから仕方ないよね」とか、耳障りのいい発言は聞くほうは嬉しいけど何の解決方法にもならないのもあります。
自分ももちろん言うのですが、根本解決には全くならず感情に多少寄り添っています程度です、「聞いて受け入れてもらった」という意味ではいいのですけど。

「いやなことを放置してもいやなことが更に状況悪化するだけ」
なので改めて自己反省も含めて記載。

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