マンガでわかるWebマーケティング―Webマーケッター瞳の挑戦

マンガでわかるWebマーケティング―Webマーケッター瞳の挑戦

いつの間にかシーズン2が出ていました、1はなかなかの面白さと「わかるわかるわかる」といういろんな立場での考え方の共感があったので、思わずお客さんにあげてしまったシーズン1。そこから今度はシーズン2で、主人公瞳はネットの通販を通じて営業販促の立場から会社を改善していきます。

細かいテクニック的な部分もそうなのですが、もっと納得しやすい箇所で言うと、webに対する考え方や捉え方なのかもしれません。webと聞くと魔法のように受け取られることでもありますが、webは広報活動でもあり営業戦略でもあり、情報伝達の手段でもあります。そのウェイトを考えるとかなり力をかければかけるほど効果もあるもの、という認識です。また小手先の変化ではなく、会社として情報をどのようにユーザーやクライアントに伝えるのかを真剣に考えることができるのも、webという媒体があるメリットかと思います。

その中でも特に共感があったのは、『社内の人間は決してお客様目線になれない』というくだりの部分です。理解が増えれば増えるほど、専門性が高くなれば高くなるほどその傾向が強くなります。それは痛いほどわかります。経験則や期待値を元にユーザー像を描いてしまうので、結果ユーザーに伝わらない言葉になるケースが多いわけです。
数字による定量測定と、定性的な評価を取り入れていけば多少改善されますし、第三者の客観的な判断も必要なのでしょう。そういった部分で、webに関わりながらクライアントの想いをいかにしてユーザーに伝えるのか、webは情報を媒介しますが、webに関わる仕事をする以上翻訳家でもなければならない気がしています。最近は特に。

マンガでわかるWebマーケティング、はぜひともwebに興味がある方は就職前に読んでほしいですね。マンガで読みやすいことと、加えて内容が非常に濃い。シーズン3が待ち遠しい本です。

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