『事を成すには、狂であれ』 野村證券創業者 野村徳七

強烈な個性が印象的でしたがここまでの事業を会社を作るには「狂」しかないというのもわかります。
野村證券さん、創業が野村徳七さんで久宝寺あたりとか、二代目は農人橋あたり、堺筋本町と谷四の間あたりとすごく親近感わきますが、大阪のあきんど文化や事業意欲などはここから生まれたのかと思うといろいろ納得できます。

野村證券さんに、「野村グループの創業者である「野村徳七」」がありました。
創業者「野村徳七」・創業の精神 一括ファイル (PDF 717KB)

この内容にあった記載ですが、
「常に一歩前進することを心がけよ。停止は退歩を意味する」

「企業家は、七割方の科学的確実性を握ったならば、それでもって、あとの三割の不確実を、突飛し飛躍するだけの勇気がなければならぬ」

「敢然として我等は我等の信ずる道に向かって鋭意驀進すべきである」

「単に取引を行へば任務終れりとする如き器械的労務を為すのみならば、必ずしも各位の力を待たずして可なり」

全て納得です。現状維持=衰退と思いますし、創意工夫を行いながら不確実な現実や仕事は行動によって突破せねばならないのです。
また器械的労務を成すことだけに集中すれば各位の力を不必要にすると言うことは、技術・スキルだけを要求するのなら汎用性や応用性可能になるので、取引を任務終了と考えればネットオンラインだけになるのでしょうけど、主体性とか意思決定の高さとかファシリテーション力とか成長意欲とかみたいなものを不必要化していくと力を持たずして可能になります。ただこの状況で言えば、競争優位性や選ばれる力に還元できるとは思えないので、ハイスキル人材を外注可能にすればある程度はカバーできると考えるのが正しいと思います。

こういったことを創業時から考慮されている、ここに強さがあります。
また、「狂」うくらいに行動しないと結果など生まれるはずもなく、トップなんて狂ってる部分が往々にあるはず、と思います。特に創業から開始した方については特に。

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