世界BMIランキング1位のナウル共和国

GW中でステイホームなのですが最低限の日用品の買い出しと多少の散歩くらいしないと、というわけで近くの大阪城公園まで。大阪城公園は年始頃はインバウンドで外国からの旅行客であふれていましたがさすがに今は旅行客はおらず、代わりにランナーが多い多い。日々の自粛は走って吹き飛ばす、実にわかります。友です。

そうはいっても一定の人もいるので、まあそんなものかと思って何気にみた駐車場、閉まってました。
「そうか!」と。自粛の前に入口閉めると増えない、これは納得。電車で地下鉄で頑張って大阪城公園に遊びに来る市民もいるでしょうけど、普通は車で来ますので。

そんな駐車場の売り上げ消してでも今は自粛に協力のご時世なのですが、世界BMIランキング1位のナウル共和国を最近知ったので紹介。駐車場のような収入以上にとんでもない収入を得た結果、国民みんなが肥満になった国です。詳しくか下記のリンクから。

トドが世界の小国から 第2回 ナウル共和国

ざっくりいうと、

・小さな島国、太平洋の楽園
・80年代、リン鉱石採掘で莫大な収入が入ってしまい、働かなくても収入はいるようになる
 ・全世代に年金を支給、教育費も医療費も完全に無料
 ・結婚したら政府が2LDKの一個建て住宅まで提供
・90年代、けど、リン鉱石採掘なくなって落ちぶれる
 ・金がないので、マネーロンダリングとか、パスポートの不正発行などめちゃくちゃ
 ・アフガニスタン難民を受け入れる。その見返りとして、オーストラリアから援助
 ・海外不動産投資は事実上全て失敗
 
ぼろぼろ。あかんものの究極まで進んでいるように見えます。

人生においては思うようにいかないことも多くて、仕事なんかも「なんでうまくいかないんだろう」とぼやきたくなることのほうが理想が高く、目標が大きければ大きいほど感じるものです。今のコロナ禍なんかでは結果も出ないし苛立つことも少なくないはずです。結局頑張ったのに無駄になったとか、やってもやらなくても一緒だったじゃないか、と思うことなんて短い人生ですが当たり前です。
ただ、自分の中で本気で悩み考え行動をして必死にもがいてきた経験は、この先どんなときにでも知識と経験が残るので最後は身を助けてくれる、これが人生だと感じます。そして「自分は必死で戦った、やり切った」という経験が自分を制御できる拠り所にもなると思います。

司法試験に落ち続けてきたとき、開業3年目で裏切りでもがいたとき、そしてこのコロナ禍。
ナウル共和国がうらやましいと思う気持ちもないとはいわないですが、やっぱり今の状況を見るとなりたいとは思えません。「楽は苦の種、苦は楽の種」です。

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