扇町公園の声が聞こえる土管と数字の対話

この土管にむかって声を出すと、山の頂上のどかんと繋がっていて声が聞こえるという仕組みです。
本当に聞こえますし結構はっきりと会話もできます、「おーい」だけではなく「じゅげむじゅげむ」とこっちで言えば「ごこうのすりきれ」と返しても聞こえます。会話はこんな形でも成り立ちコミュニケーションが図れるのです、今回はそのコミュニケーションと数字の話です。

数字の話ですが、直感的な数字の読みはまだまだですけど、興味関心と財務諸表や新規上場など数字みるのが趣味でもあるので数字感は多少なりとも研ぎ澄まされてきたような感はあります。粗利、利益率、競合他社、市場規模、KPIとKGIなどは企業説明資料などから、数多く接すると数字肌感覚も生まれるものです。

前にヨドバシカメラさんの採用担当山下さんの「ノルマがない」という恐怖、というのを書きました。

「ノルマがない」という恐怖~ヨドバシカメラの採用チーム山下敬史さん

新人のときに初日研修だけで終わったのに給料もらうことに大きな違和感があったのですが、そのような数字感覚は今でも結構活きていて、期待値が自然に肌感覚で理解できかつパフォーマンスも可能になったような気もします、ちなみにこの会社、うち自体で言えばノルマは作ってないのですが、だからといっていいとは全然思ってません。

「世の中には、自分で目標を決めて自ら成長できる人と、他者に強制されないと努力できない人の二種類がいる。私は完全に後者だった。」
知ってる経営者は前者です、その他社員はふつう後者だと思います、強制されてもできない場合もあるのでそんなものだろうと、それでいいと思っていますが、そんな会社は強くならない。いずれ潰れます。ノルマを強制しませんが、その結果は先々にはっきりするのと数字は厳格で事実だけを表わします。営業は顧客先と対峙するのでぬるさはすぐに結果に反映されるし、うちみたいな受託会社は常日頃から「他にも会社あるんやで」という逆風に晒されて生きてます。だから日々真剣になりますし、ある意味鍛えられて強く進化していきます。数字は厳格で事実だけを表わします。

別に環境がどうこうはないんですけど、「自分で目標を決めて自ら成長できる人」 というのは単に強い。何しても強い。
当然経営者ならかくあるべきと思いますが、この数字だけをみて物事を考え伝える能力というのはまだまだで、論理的思考力や課題抽出力、本質見抜く力に文脈理解力に読解力、語彙に教養、専門知識など、「人に伝わるライティング力」には遠いと感じるので、どうしたらいいのか日々悩みます。

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