風上から風下、川上から川下

キーエンスさんは有名なファブレス企業ですが、工場がないので上流工程しかしない。PDCAを行って顧客視点は獲得しながら日々改善を行うのであの利益率になっています。
同じようにこの業界でも、制作活動は不必要で、それ以外のリサーチやマーケ、数字での成果統計だけしかしないとすることもできるわけで、それだと圧倒的中小企業はサービスを受けれなくなったりします。キーエンスも圧倒的中小企業はターゲットにしてません。

顧客の絞込み、なんですが、起業経緯から行けば大手が相手にしない企業でも顧客満足を追及し、本当に顧客に寄り添った価値を生み出すことではないか、というのはどこかしら原点にあったりします。
ただしそのことと利益率改善はまた別問題として考慮するのですが。

アンチテーゼとして、
・制作活動を行う。プログラム実装する。
・キャッチコピーを、文章を考え、気付かせる。
・強みを深く聞く、新しい気付きや発見を与える。
・自分たちの会社に誇りを持ってもらう。
・ワードプレスでのコンタクトフォームのリプライメールを送信先変更する
・ベトナム工場完成したので大きめにバナー設定して訴求するも、
 「合弁会社なんでそのへんニュアンス強調しすぎないで」と受けてごにょごにょ考える、思考を3パターンに変更して3パターン説明付きで提案書にまとめる
もちろんBtoBなので意思決定ラインが長いこともあるし、担当者即決の場合もあるんですが、価値が何かは相対的で企業ごと担当ごとによって異なります。
そのへん水のように変化をしながら進めるのですがこのへんの満足度と仕事内容は密接に関連して深く関わりあったりします。

ただ単純に「川上から川下」まで行います、とはいいずらくこのへんはあまり主張もしていません。
前に「川上から川下のところを風上から風下」と言い放ってしまい、強烈な自己嫌悪になりました。言葉を大事にする仕事なのでこういうのは敏感だし、言葉を合わせて一緒に「そう、うちは風上から風下までやってるから!」と言ってくれた優しい会長、こういうところに深い懐を感じます。

関連しているブログ記事一覧