桶狭間の戦いでの評価測定

打ち合わせは情報の刷り合わせもあるんですが、何でこのことを行うのか、どのようにすればいいのか、それによって次にどのような展望が開けるのか、の情報を伝える場であって、フラットな打ち合わせは実はなさないものです。学級会みたいなものはいらない。

ちょっと面白い話です、歴史の話。
桶狭間の戦いのことです。戦国時代の織田信長が今川義元をやっつけた有名な戦いです。

桶狭間の戦いでは今川義元の軍勢は4.5万人。それに対して織田信長の軍勢は2000人程度でした。
故に織田信長が今川義元に勝つ見込みは、ほとんどゼロに近い、と、誰もが思っていたのです。しかし、信長は勝利を収めました。

で勝った信長が一番褒美を取らせたのは誰か知ってますか?
・今川義元をやっつけた人?
・先陣を切って戦った人?
・たくさん敵をやっつけた人?
・みんな平等?

今川軍についての情報を報告した梁田正綱(やなだまさつな)に一番褒美を与えたのです。
勝利を確信していた今川義元は、桶狭間で休憩しました。そして、酒盛りを始めたのですが、その情報を信長に伝えたのが梁田正綱だったのです。信長はそれを聞き、チャンスとばかり、今川軍に奇襲をしかけました。そして、大勝利を得たのです。信長は梁田正綱の情報によって、勝利を得たと理解していたため、梁田正綱に一番褒美を与えたのです。

ちなみに桶狭間の戦いのために、信長はいつも馬で地域を見回りをして川の深さくらいまで知り尽くしていました。その情報があったので、雨の中、今このタイミングなら必ず今川義元を討ち取れると確信して攻め込んだそうです。馬で何分でいける、そして地域的な要素をしっかり頭に入れているからこそ勝てた勝利なんです。

現場に情報がある、とか、顧客接点が最も大事とかよく言うんですが、これ、何でもそう。
最近サイゲさんのみて、これ!って思ったのはまさにここにも共通します。

引用の言葉ですが、ゲームの仕様がわかることで、的確に対応できる。

ゲームで起こっていることを把握すれば、何に困っているのかわかる、というもこれ。実際にゲームしてる人だからわかるような言葉や悩みなんかいっぱいあります、一時はまった三国志だと蜀を奪い返すときに画面の動きが遅くなると「城攻められてるから早く!早く!おい!」になるんです、本当に。サービス業とか顧客満足とかいうのですが、「まず自分やってみて困ったことについて言ってみろ」に尽きます。

そしてそれをひたすら高速で改善すること、運用や運営に求められるのはここの話です。
「もう!どうなってるの!」を解決することがビジネス、ニーズです。桶狭間を信長が地理に詳しく地域感詳しいのも勝利の原因、地理感や業界に詳しい、などの情報が必要なのはまさにここ。

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