トレードオフとリスクテイク

トレードオフ、というのは何かを得たら何かを失う、という関係のものです。

どんな決断でもトレードオフなので、今日飲み会に行くというのは時間のトレードオフ、天神祭に有給取るというのもトレードオフ、です。
リスクをとらないビジネスはスタートしません、ビジネスは全てリスクをとることがスタート原点です。そして、誰よりも成功を望むとるるなら進んでリスクをとるべき、という話はすごくわかります。自分よりも経営の先輩社長で会計の際にリスクをとらずに伝票を取らない社長を見たことはありません、些細な気前のよさもリスクをとっている証拠なんです。伝票取らない人はケチか、お金がないか、世間知らずか、と思います。いずれにしろ、根性が「貧乏」な気持ちに染まっているように見えて仕方ありません。逆に自分が出したら「出してよかったんだろうか、いいのか、今後どうしたらいいんだ」と悩みます。

あと、リスクには「ハイリスクハイリターン」、「ローリスクローリターン」があります。目の前の仕事に打ちこまないことくらい「ハイリスクローリターン」はないと思いますし、同僚にも上司にも会社にも信頼されず、その結果リストラで転職も失敗。家族にも信頼されず家族崩壊、会社を支えてやるくらいの気概でリスクをとらない人にリターンがあるはずありません。 スキルや仕事のキャリアを考えてみれば、最もリスク回避できるのが「自分で実力を付ける」ことに違いないと思います、大手に入ってアシスタントからスタートしたいと思うことも、目の前の仕事に成果を追わないことも自分から見れば、「チャンスがあれば最前線でガンガンやらせてほしい」と思って今も生きているので、10年・20年後どのようにして生きようと考えているのか不思議でなりません。「ローリスクハイリターン」が何か、リスクをとることからまずスタートすべきと思います。

キャリア面からしてもそうですが、仕事でもキャッシュフローが回る安全な案件だけやるというのは一見いいんですが、そのスタンスでずっとやっているとスタッフのスキルは身につかないし、しがみつき社員が生まれるし、最後は給料すら払えなくなってずっと小さいままか消えてなくなります。ちょっとしんどいな、ということにチャレンジしてガンガン回していき、運悪いパターンも想定しつつ生き残る術を拾っていく、しかないように思います。

東京駅の改修も古いようでいてすごく最新的なことも設定しているそうで、自動で水がアスファルトに巻いて打ち水するそう、ナイスアイディア。
これもリスクテイク。

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