金子重輔を亡くした吉田松陰先生

今NHKの大河ドラマで「西郷どん」やってますが、この西郷どん、有名な話はいろいろあってそれは歴史やドラマで見てもらえればいいんですが、薩摩藩では島津久光公の逆燐に触れ、三回も島流しにあっています。沖永良部島などかなり南の過酷な環境下に置かれていることがなんと3回もあります。茅葺屋根の吹きさらしの牢に入れられ、辛酸をなめてきたわけです。

さらに、同じく島流しにあった月照さんを何とかしないとと考え、いろんな手段や行動を行ったのですが、最後の最後この月照さんをを守ることはできなくなり、身体窮まった西郷は、日向へと月照を連れていく夜、鹿児島の錦江湾に二人して手を取り合って身投げをする話があります。ところが、悲しいことに月照だけが死に、西郷は助かってしまいました。結局、自分を頼ってきた親友を死なせてしまい、自分だけが生き残ったわけです。これは武士として最も恥ずかしいことです。

かの幕末の吉田松陰先生も、一緒に密航企てた弟子の金子重輔を亡くしています。その後松陰先生も斬首刑になりますが、自分の弟子を自分が原因で亡くすことほど辛いことはないと思います。簡単に書きますが

「自分のせいで誰かが死ぬ。そしてのその死を一生抱えて生きていく」
ことは想像し難いくらいの辛いことです。そんな罪を背負いながら生きたからこそ今でも語り継がれるんだと。

そんなわけで「上司は部下の手柄を奪え、部下は上司にゴマをすれ」。
タイトルが結構インパクトありますが、内容はいたって納得することだらけで、上司の立場からも部下の立場からも同じく書いています。

たとえば、最初のほうに、サラリーマンだからこそ享受できるメリットを書いていますが、
・毎月決まった収入がある
・社会的な信用を得られる
・体を壊し長期休暇を余儀なくされても収入がある
・当面成果がでなくても収入がある
・定期的に休暇がある
・苦楽をともにできる仲間がいる、などなどはすごく納得。

ついでに、取引先との仕事を進める場合などにはこの部下イズムはすごく大事になります、
・報告や連絡、相談を早めに入れること
・意向に沿った仕事を確実に進めること、そして取引先も含めたチームプレーで成果を残すこと
・同じ釜の飯を食ってこそ連帯感は生まれるなどなど。

最初の西郷どん、松蔭先生などと比較もできない話ですが、人が多くいれば上下関係が必ず生まれます。
同じベクトル同じ方向で目的達成、成果を生むには大事なことは多々あります、今になるとそんなことがしみじみ経験則で感じるものです。

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