[盛和塾] 機関紙マラソン 88号

[盛和塾] 機関紙マラソン 88号

塾長理念

その夢を直ちに実現しようとするわけではありません。ただ頭の中で一生懸命夢を描き続け、想像し続けるのです。そのようなプロセスを経て夢は願望となっていきます。

【気付き】

夢や願望はいろいろありますが、
「後悔最小化フレームワーク」というアマゾンの創業者ジェフベゾスさんの言葉は結構しっくり来ています。

後悔最小化フレームワークは、80歳なったときに
「若いときにこうしておけばよかった」ということをゼロにしたい、そう生きるというものです。学生時代も社会人も新人のときも、時期的なプレミアムは一瞬なので、そのときに何でもやっておけ、というのはすごくわかります。

夢もって行動するしないは何でもいいですが、「あのときしておけばよかった!」などはゼロにする、そう思い行動するのはすごくいいこと。参考にしてます。

塾長講話 第八十三回

人生でもそういうひらめきというものが必ずありますが、それを我々は軽く扱いがちなのです。「なんや、それはおまえの思いつきやないか」とバカにしますが、そのひらめきが、たいへん大事で、そのひらめきこそがクリエーション、想像の原点になるのです。

人生というのは、そういう気づき、思いつき、ひらめきをものにしていくことができるか、できないかによって決まります。気づき、思いつき、ひらめきを大事にして、必死になってそれを実現していく努力をすれば、不可能なことはありません。

私は昔から若い方々に「潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を心に抱け」と言ってきました。

【気付き】

新人さんにキャリアのスタートは1日100本のコールドコールからスタート、っていうと結構驚かれます。

本気の本気でキャリアや仕事、経営や最前線で仕事したいと思うのに、コールドコールしないほうがぼくには驚きなんですが、マラソン早くなりたいけど走り込みしないくらい驚きです。

潜在意識に透徹するほど強い願望、は当時だと、「早く1人前の社会人にならないと!」だったので、とにかく必死でしたし、1つの提案、アポイントへの願望から成果に結びつくことは多々ありました。そういう強い願望は事をなします。

塾長例会

村上氏は「金儲けをして何が悪い」と公言していました。彼は資本主義の中で金を儲けることは決して悪いことではないとうそぶきましたが、その通りなのです。しかし、金儲けを目的として会社をつくり、金儲けを目的として会社をつくり、金儲けを目的に上場し、金儲けのためには手段を選ばないということをしていけば、ああいう結果になってしまうのです。

【気付き】

いろんな経営者さんいるのもわかりますし、資本主義の中で証券会社さんの中での会話として否定はできないのももちろんあります。

ただ、ものを作り、サービスを生み出し、社会をよくしていこうという中で『儲からんからやめとけ。儲かったから何が悪い!』などと言うのもちょっと極端なのだと思います。

手段も大事、目的も大事、結果も大事、みんなが賞賛してくれるような、そんな行動をや考えを持ちたいものです。

塾長夜話

昔からよく「他人の飯を食わせろ」と言います。親子では教えられないが、他人は冷たいから、わからなかったらパチッとやられます。

やはり常に創意工夫をして、もっといい結果を導くにはどうすればいいかを考えることが必要になってきます。ただ言われたことを愚直にやればいいわけではないのです。

【気付き】

他人の飯を食うことはすごくいいことです。

自分を棚に上げて批判を行うこと、改善策はあるが実行しないこと、ついでに上司が本当に頼りないと痛感すること、最終は自己責任と感じること、結果を出すことで周囲も変えることができること、いろんなことは守られている環境だとみに付きません。

そして、「実務能力あるのに管理能力の低い上司」
その逆の「管理能力あるのに実務能力の低い上司」などさまざまな上司に仕えることができたのもありがたかったな、と思います。

管理も実務も創意工夫。サッカーだったり盛和塾だったり、スポーツからも学び、いろんな学びがあります。

富永正久<宮崎> 富永牧場牧場主

「利益が五%以上出るようになったら、盛和塾に入れていただいて勉強をしたいと思っています」私が言った瞬間でした。それまでニコニコしておられた塾長が私の手をパーンとはねのけ、大きな声で「そんなものは利益ではありません!」とおっしゃったのです。

ベーシックに経営をする人の心の中には、謙虚で温厚で宗教心があります。そういうやさしい思いやりに満ちた人間性をもった人でなければうまくはいかないのです。

【気付き】

利益が5%以下だとだめ、10%以上、はすごくわかります。

業界でもこのネット業界だとほぼ10%程度は出してますし、出せないはずがないと思います。サービス業だと仕入れ計算ないぶん35%目指せる、と言う話も聞いたことがあります。

目線を上げて。

米澤泰一<京都> 米澤化学株式会社 常務取締役

会社というものは組織立っていなければなりません。やはりあなたの右腕左腕になるような幹部を育成することが大切です。

これは正社員をもっと増やしなさいという意味ではありません。ある程度、人材育成のためにはお金はかかります。利益率が若干落ちても、今後さらに拡大していくためには、人材の育成は必要です。

【気付き】

すごく大変な困難だらけだったのに今は回復されてしっかり会社も建て直しされていてすごいなと。テレビでしくじり先生という面白い番組をしていますが、経営の「失敗体験」はすごく記憶に残りますし共感できます。

明日は我が身と思いながら、さらに「そこからどう這い上がったのか」も含め実に参考になりました。

立見嘉洋<滋賀> 株式会社セルツ 代表取締役社長

年二回、全社員参加型の社員研修旅行を行う。
よほどの事情がない限り、これに欠席することは許していません。昨年の六月は二泊三日でグアムに、今年は沖縄に行きました。十一月には一泊二日の決算報告会を行い、食事をして酒を飲みながら、共に成長発展していくベクトルをそろえる努力をしています。

【気付き】

グアムに沖縄、旅行はリラックスできますし本音本気で語るには実にいい機会です。クレアネットも旅行を通じてのコミュニケーションを積極的に行っていますが、取引先でも社員旅行をしているそう。社員さんに聞くと結構楽しそうに話されてるので、やっぱりいいなと。

堀口智顕<東京>
サンフロンティア不動産株式会社 代表取締役

塾長から学んだ「利他」を社是に掲げ、その説き起こしに先賢の言葉を用いつつ、実は文中に隠された稲盛思想が鮮烈に浮かび上がるような文章は洗練されています。

まさに企業広告を通して企業の在り方や主張が読み取れる内容です。また、特筆すべきは、塾長の肉声を聞いていない若い社員がトップの思いを受けてしっかり塾長思想をうけとめていることに注目しても良いと思います。

【気付き】

WEDGEに掲載なので、新幹線とか飛行機などのビジネスシーン雑誌と言うセグメント。上杉鷹山なども何となく響くのでは、わかります。言葉をつむぐことは顧客への訴求もそうなのですが、社員が考えることはより企業を深く知らないといけません。

仕事柄顧客企業の深い部分ばかりをウォッチしようとしてますので、「企業の在り方や主張」はなかなか伝わらない、だからこそ「鮮烈に浮かび上がるような文章」が必要で、伝える努力を怠ってはいけない。

そう思います。