[盛和塾] 機関紙マラソン 83号

[盛和塾] 機関紙マラソン 83号

塾長理念

いいテーマを部下に与えても、当人が燃えてくれななけらば仕事が成功しないのはいうまでもありません。物的な条件をすべて準備してあげて同様です。
 逆に、物的な条件は不十分でも、「どうしてもこの仕事をやらなければならない」というリーダーの夢を一生懸命話し、自分と同じくらいのレベルまで部下の士気を高めることができれば、仕事は成功するだろうと思います。

【気付き】

燃えたい欲求はどこまでいけばいいのかわからないのですが、いい会社にしたいとか、もっといいものを作りたいとか、顧客満足させたいとか、いろんな欲求をもっていると「もっとやらないと!」という気持ちになります。欲望とか欲求は人間本来あるんですが、私も不惑40まで来るとその欲求が塾長は人一倍大きい、としみじみ感じます。

塾長講話[第78回]

逆にだんだんと年を重ね、死が近づいていきますと、まず外側の知性から失われます。

もしあなたが自分の庭に、美しい草花の種を蒔かなかったなら、そこにはやがて雑草の種が無数に舞い落ち、雑草のみが生い茂ることになります。

第一に、経営者は、会社を将来どのようにしていくのかという、夢あふれる「ビジョン」と持ち、それを全社員に示さなければならないということです。

第二に、経営者は、なぜ、そのようなビジョンを達成していかなければならにのかという「ミッション」、つまり「使命」を確立していかなければならない。
第三に、経営者は、高い「人格」、高邁な「人間性」と身につけていかなければならないということです。

【気付き】

経営者としてビジョン、そしてミッション、あとは人格。

高い崇高な意識で仕事を。

といっても、利益を追求するからこそ、人格よりも正義を捨てるし、利益があるから他人を捨てるのが人間の本質は必ずあることも忘れない。

だからこそ引っ張っていく立場の人間はその人間の欲望を忘れず向かい合いながらも対処を行うことも大事。

盛和塾<ブラジル>の十五年を振り返って 谷広海<ブラジル>前代表世話人
COSTA DOURADA PRAIA HOTEL代表取締役社長

まず、自分が豊かになりたい、学ぶことで早く金持ちになりたいという段階。

ここ五、六年は、どのように業績をあげたかについて教えてほしいという議論になってきました。

【気付き】

起業当初は何とか仕事を、売上を、で我欲だけでした。

今はスタッフも増え、関わる人も顧客も取引先もパートナー会社さんも
多くなったので、あの頃よりも責任ももっと増えています。

そうなると学びももっともっと増えてきていますし、あの頃も一所懸命だったのですが今はあのとき以上に一所懸命に真摯になっています。立場変われば学びも変わる、そんな意識でもっと高めます。

ジョン・アウグスト・マウヴェスチチ
<ブラジル>MICROQUIMICA IND, QUIMICADS LTDA 取締役社長

片腕とも思うような人が充分にわかってくれず、しかもその人がいなければ会社はやっていけそうにもないと思うと、どうしても怖くなって躊躇してしまうものです。

【気付き】

自分より優れている人を採用することが大事、と聞きます。
うちでも、総合力というよりも特定の能力で1つ、2つ、3つ、秀でていると随分チームらしくなってきて、チームの総合力が上がります。
また部下を自分のコピーロボットのように考えてしまう、管理職初心者が間違うことも無くなって来たように思います。

仕事は属人化しないように、ただ究極的には属人性が当たり前、そんな意識を。

森田泰司<ブラジル>
BIANCA IND.E COM.LTDA 代表取締役社長

アメーバ経営の三つの大きな目的は「マーケットに直結した部門別採算制度の確立」「経営者の意識を持つ人材の育成」「経営理念をベースとした全員参加型経営の実現」です

【気付き】

身も蓋もないのですが、単純に部門別採算制度がみんな楽しい、というのがあると思うのです。うちの坊主(子供)を見てると「自分の考えることを自分で行動して」が最も楽しそうなんです、いつも「自分でやる!」と怒ってます。人間本来のもの。

仕事の意欲や楽しさなど、やっぱり自分の創意工夫が行える場所、その結果がわかる場所は楽しい、と思います。この仕事も作ったサイトが世界に公開されて、アクセスが集まってるなど数字も取れて、顧客の満足に至っているなど直接的にコメントももらえるので、やっぱり楽しいんです。

そうするともっとよくしようという経営者意識、そしてそのような人材を目指す全員参加型、につながっていく。「楽しい」「やりがい」に繋がる、人間本来の根本に根ざしているような、気がしてます。